どーも、管理人です。
仮想通貨を始める上で一番大切なポイントといっても過言ではないのが取引所選びです。
取引所というのは、ビットコインを始め仮想通貨を購入したり、売却したりすることができるネット上のサイトのことです。
もちろんこれらの取引所はきちんと会社によって運営されています。
国内ではコインチェック、Zaif、ビットフライヤー、海外ではpoloniex、kraken、bittrex、Bitfinexなどの仮想通貨取引所が有名です。
取引所って色々あってどこを選んだらいいかよくわからへんからテキトーに選んでしまうねんな。
仮想通貨をこれから始める人、始めたばかりの初心者の方などにとっては、どこの取引所を選べばいいかよくわからない人も多いと思いますので、今回はそういった方向けに、管理人が取引所を選ぶうえで大切にしているポイントについて話していきたいと思います。
では、早速いきましょう。
取引所選びで管理人が大切にしているポイント
取引所を選ぶうえで管理人が大切にしているポイントは以下の4点です。
①セキュリティがしっかりしているかどうか
②万が一不正ログインによる被害にあった場合の補償があるかどうか
③取り扱っている仮想通貨の種類が多いかどうか
④取引量が多いかどうか(取引所の規模が大きいかどうか)
①セキュリティがしっかりしているかどうか
取引所選びで何よりも大切なのが「セキュリティがしっかりしているかどうか」という点になります。
仮想通貨を行う上で最も怖いのは、不正ログインにより自分の資産が盗まれる被害にあってしまうことです。
数としては少ないですが、自分だけは大丈夫だろうという認識の甘さは、こういったリスクを高めてしまうことになります。
セキュリティがしっかりしている取引所を選ぶことで、こういったリスクをかなり減らすことができますので、以下の具体的なポイントをしっかり認識していただきたいと思います。
(1)パスワード入力文字数が30文字以上で設定できるか
まず大切なのはこれです。
取引所では、自分のメールアドレスとパスワードの設定により自分のアカウントを作ることができます。
自分のアカウントにログインするためにはこのメールアドレスとパスワードの入力が毎回必要になってきます。
パスワードについては、英語、数字、記号を混ぜて、文字数を増やせば増やすほど、セキュリティが堅固になり、不正ログインされにくくなります。
たまに海外の取引所では「何文字以下」といったように、パスワードの文字数に制限をかけている取引所を見かけます。
文字数が少なければ少ないほど、ハッキングする側はパスワードを特定しやすいわけなので、不正ログインによるリスクは必然的に高まります。
こういったリスクを極力減らすためにも、できればパスワードは30文字以上で設定したいところです。
えっ!30文字以上ってちょっと長すぎひんか!?
例えば、みなさんのツイッターやFacebookのパスワードなんかはおそらく8文字~10文字程度の短いパスワードで設定していると思います。
こういったパスワードの場合は別に短くてもいいんです。
なぜかというと、そういったツイッターやFacebookに不正ログインしたところでお金を盗めるわけでもなく、ハッキングする側としてはその苦労に見合った恩恵を得にくいので、そもそもハッキングの対象になりにくいと推測できます。
皆さんも、ツイッターなんかが不正ログインにあったら嫌でしょうが、それでも別にお金を失ったりするわけではないので、最悪許せると思います。
これに対して、仮想通貨の取引所内には何よりも大切な自分の資産が入ったりしているわけです。
不正ログインができれば人の資産を盗むこともできるわけなので、ハッキングする側としては非常にやりがいがあります。
そのため、こういった取引所のアカウントってのはそもそも他のツイッターやFacebookなんかのアカウントと比べて、非常にハッキングの対象になりやすいんです。
こういった輩たちから自分の資産をしっかり守るためにも、セキュリティを万全にしておくことに越したことはありません。
取引所で不正ログインによる被害にあったことがある人っていうのは、おそらく自分の取引所アカウントのパスワードを、いつも設定するように8文字~10文字程度、しかも(abcd~)のように単純なモノで設定していた可能性が非常に高いと思われます。
ちなみに私は自分のアカウントのパスワードを40文字以上で設定しています。
このように、自分のアカウントのパスワードを長くしておくだけでも、セキュリティはかなり固くなり、不正ログインによる被害のリスクをグッと減らすことができますので、必ずパスワードは長めに設定しておくようにしましょう。
国内取引所の場合、コインチェックやZaif、ビットフライヤーなど有名どころはすべて30文字以上のパスワード設定に対応していますので合格と言えます。
(2)ログイン時に2段階認証が設定できるか
また、「ログイン時に2段階認証ができるかどうか」というのもセキュリティ面で非常に重要になります。
2段階認証というのは、スマホのアプリを利用することで、最初に登録するパスワードとは別に、追加で設定できる有効時間30秒のパスワードのことです。
ログインする際に、登録したメールアドレスとパスワードの他に、この2段階認証パスワードを入力することでログインすることができます。
2段階認証アプリをダウンロードして、登録した取引所内にある2段階認証設定のページにて、アプリを使ってバーコードを読み取ることで設定することができます。
下が実際の2段階認証アプリの画面になります。
2段階認証を設定した取引所のパスワードが画面のように表示されますので、ログイン時等にこのパスワードを入力することになります。
2段階認証は30秒毎にパスワードが変わりますので、パスワードが非常に特定しにくい仕組みになっています。
たまーに以下のように、取引所の自分のアカウントに不正ログインをされて被害にあった人がいるんですが、そういった人たちに共通しているのは2段階認証を設定していなかったことです。(おまけにパスワードも分かりやすく短いものであったことが推測されます。)
初めまして 実は僕も先週の日曜日に不正アクセスされて金額盗まれました。
コインチェックにアクセしたIPアドレス辿ったら岐阜県からでした。IPアドレスで警察に相談したら個人特定できるんじゃないかって思いこれから警察に被害届出します。ぼくも二重ログインは設定してなかったです。— ㊙dee (@sioux1963) 2017年6月27日
↑「二重ログイン」というのは2段階認証のことです。
仮想通貨取引を行う上で、取引所の2段階認証の設定はマストです。
2段階認証を設定しているかどうかで、セキュリティの堅固さは天と地の差になりますし2段階認証の設定は非常に簡単なので、取引所にアカウントを作成した後は必ず2段階認証を設定しておきましょう。
【補足】
2段階認証のアプリは以下のモノになります。
①【IOS(iphoneなど)の方:Google Authenticator】
②【アンドロイドの方:Google 認証システム】
①の画像
②の画像
(3)送金時の2段階認証が設定できるか
こちらも2段階認証についてなので、先ほどの内容と似た内容になるんですが、大切なポイントなので話しておきます。
(2)では、「ログイン時の2段階認証が設定できるか」という内容でしたが、こちらでは、
「送金時の2段階認証が設定できるか」という内容です。
不正ログインが行われた際、不正ログインを行った人は、取引所内にある仮想通貨を自分の仮想通貨アドレス(仮想通貨用の財布みたいなもの)宛てに送金することで盗み出します。
長い文字数のパスワードとログイン時の2段階認証の設定をしているだけで、不正ログインされるリスクはかなり減るんですが、加えて、送金時にもログイン時と同じように2段階認証を設定しておけば、さらに盗み出されるリスクを減らすことができます。
取引所によっては、ログイン時にのみ2段階認証を設定でき、送金時の2段階認証設定はできない、とする取引所もあります。
堅固なセキュリティのためにも、極力、ログイン時、出金時ともに2段階認証の設定できる取引所を利用したいところになります。
(4)立て続けにパスワードの入力ミスを行った場合、制限がかかるかどうか
また、セキュリティ面で最後に大事になるポイントは、「パスワードの入力ミスを続けた場合に制限がかかるかどうか」ということです。
例えば、ログイン時のパスワードや二段階認証パスワード、送金時の二段階認証パスワードを何度も間違えると、30分間アカウントが凍結されるといったものです。
ん、これってそんな大事なんかー?
なぜかというと、何度間違えても規制がかからないような仕様になっていれば、ハッキングする側は何千回、何万回と、ログインするための試行を繰り返すことができるわけです。
そのため、こういった規制のない取引所は、規制のある取引所に比べてセキュリティが劣っており、どちらかというと狙われやすい取引所であると言えますし、反対にこういった規制のある取引所はハッキングする側としては、できれば避けたい取引所であると言えます。
以前はセキュリティの甘い取引所があったものの、現在、国内大手取引所はどこもセキュリティがしっかりしている
以前であれば、コインチェックが、送金時の2段階認証ができなかったり、何度間違えても規制がかからない取引所もあったりしましたが、現在ではそういった点も改善され、国内三大大手取引所(コインチェック、Zaif、ビットフライヤー)に関して言えば、先に挙げたセキュリティ面での(1)~(4)のポイントはしっかりクリアしています。
なので、国内大手取引所に関しては、セキュリティ面において優劣はつけがたいです。
これからさらに仮想通貨の盛り上がりとともに、国内の取引所は増えていくでしょうし、また海外の取引所を利用する予定のある方は、ここで話した(1)~(4)の4つのセキュリティ面のポイントをしっかりチェックするようにしましょう。
②万が一不正ログインによる被害にあった場合の補償があるかどうか
次に取引所選びで大切なポイントは、
「万が一不正ログインによる被害にあった場合、補償があるかどうか」
というものです。
国内の取引所の中には、「万が一不正ログインによって被害にあった場合、〇〇万円を限度に補償します」というサービスを行っている取引所があります。
具体的には「コインチェック」と「ビットフライヤー」の2つの取引所がこのサービスを行っています。
セキュリティをしっかりさせていても絶対に被害にあわないということは無いので、こういったサービスを提供している取引所を利用すれば、万が一でも盗難にあった際の被害額を減らすことができます。
とはいっても、まだまだこのような補償サービスを行っている取引所は少なく、海外取引所で行っているところはなく、国内取引所でも先ほど名前を挙げた2つの取引所だけになります。
もっと踏み込んで言えば「ビットフライヤー」については取引所に入金しているJPY(日本円)が他人の口座に不正出金された場合にのみ補償を行うとしています。
これは言い換えると、取引所に保管しているビットコイン等の仮想通貨の盗難が行われた場合は補償されないということです。
通常、多くの人はビットコインを購入して取引所に保管していますし、もし仮にJPY(日本円)として取引所に置いていたとしても、不正ログイン者はそのJPYを使ってビットコイン等の購入を行って、自分のビットコインアドレス宛てに送金する方法で盗むはずです。
なぜなら銀行口座に引き出しすると犯人側としても足がつきやすいですし、海外からの攻撃者の場合、日本に口座を持っていないのでビットコイン等仮想通貨に替えて自分のビットコインアドレスに送るはずだからです。
厳しい言い方ですが、こういったことを踏まえると、ビットフライヤーの提供している補償サービスは「無いよりマシ」程度だと思ってもらった方がいいです。
となると、現在全ての取引所の中で唯一まともな補償サービスを行っているのは「コインチェック」だけということになります。
こちらの補償は、二段階認証さえしていれば「不正ログインによる損害」を100万円を限度に補償するという内容です。
不正ログインによる損害が対象ということなので、JPY(日本円)の引き出しだけでなく、仮想通貨の盗難も対象になります。
100万円が上限という点では少なく感じますが、そもそも不正ログインによる補償自体をまともに扱っている取引所はココ以外に無いので、それを考慮すると十分ありがたいサービスだと言えます。
③取り扱っている仮想通貨の種類が多いかどうか
次に取引所選びでポイントとなるのは、
「取り扱っている仮想通貨の種類が多いかどうか」
という点です。
取扱い仮想通貨の種類が多ければ多いほど、色んな仮想通貨を購入できるわけなので、投資の幅が広がります。
「絶対にビットコインしか購入しない!」という人なら、それほど種類の豊富さを気にしなくてもいいでしょうが、そういった人以外はできるだけ色んな仮想通貨を取り扱っている取引所を1~3つくらいは開設しておきたいです。
④取引量が多いかどうか(取引所の規模が大きいかどうか)
最後に取引所選びで大切にしたいポイントは
「取引量が多いかどうか(取引所の規模が大きいかどうか)」
です。
これは、取引所の規模が大きければ大きいほど(取引量が多いほど)、取引が成立しやすいというのがまず一点あります。
取引は仮想通貨を「買いたい人」と「売りたい人」それぞれの希望がマッチした時に取引成立となります。
例えて言えば、一般的に、100円で1個のトマトを売りたいと思って売りに出した時、それを見て買いたいと思う人がいれば売買(取引)は成立します。
そして仮に、100個のトマトを売りたいと思った時、たくさんのお客さんが来店する大型スーパーの場合と、人通りの少ないひっそりとした場所にある八百屋の場合、前者の大型スーパーで売りに出した方が色んなお客さんが来るのでトマトは購入されやすい(取引は成立しやすい)です。
取引所についてもこれと同じ考え方です。規模が大きい(取引量が多い)取引所ほど自分が出した取引が成立しやすいと言えます。
また、これは個人的な考えですが、取引所の規模が大きいほどそれだけ手数料が入り取引所は儲かるわけなので、その分セキュリティ面といった技術的な部分にもお金を回しやすくなると思われます。
そのため規模の低い取引所に比べてより安心して使うことができるというメリットが考えられます。
オススメの取引所(国内)
最後に今回話したことを踏まえてオススメの取引所を紹介しておきます。
コインチェック 国内オススメ度★★★★★
これはおそらく一番有名ですね。
コインチェックは現在、国内取引所の中で最も取引高の多い取引所になります。
二段階認証等含めセキュリティ面では申し分なく、国内で最も多くの種類の仮想通貨を取り扱っており、かつ、取引高も国内最大。
それに加えてトドメとなるのは、万が一不正ログインによる被害にあった場合に、100万円を限度に損害を補償してくれるサービスを唯一提供しているところです。
国内では最もオススメできる取引所になります。これから始める人は取引所選びに悩むと思いますが、まずはコインチェックで始めておけば間違いないと思います。
参考【コインチェック公式ホームページ】
Zaif 国内オススメ度★★★
Zaif(ザイフ)はおそらく国内でコインチェックに次ぐ人気の取引所でしょう。
セキュリティ面ではコインチェック同様申し分ありません。扱っている仮想通貨は多くないですが、コインチェックには無い「モナコイン」という仮想通貨を扱っているのが特徴です。
取引所の規模的には国内で十分な規模を誇っています。
ただし、コインチェックのように万が一不正ログインによる被害にあった時の補償サービスはありません。
コインチェックをメインとして使い、そのサブのポジションとしてこの取引所を開設しておいても良いと思います。
オススメの取引所【海外】
(海外取引所を使う上で知っておいてほしい注意点)
①日本円の入金ができないので、国内の取引所でまずビットコインを購入して、そのビットコインを海外取引所の自分のアドレスに送金した後、そのビットコインを使って欲しい仮想通貨を購入する流れになります。
②基本的にすべて英語表記です。
(パソコンでグーグルのブラウザを使用してインターネットをしている人の場合、右クリックでgoogle翻訳を選択すれば、英語表記のページを日本語訳にしてくれるという便利なサービスがあるので、英語に不安のある方はそういったサービスを活用してもいいでしょう。)
また、何か問題等が起きた場合のサポートへの問い合わせも英語になります。
BITTREX 海外オススメ度★★★★★
BITTREX(ビットトレックス)は海外取引所の中で最もオススメの取引所になります。
セキュリティ面では二段階認証やパスワードの文字数等含めこちらも申し分ありません。
BITTREXの強みは何と言っても、メジャーな仮想通貨からマイナーな仮想通貨まで約200種類という圧倒的な種類の仮想通貨を取り扱っているところです。
国内ではコインチェックの12種類が最多なので、それに比べても圧倒的過ぎる量の仮想通貨を扱っていることから、利用することで投資の幅が広がります。
取引所の規模も大きいので、海外取引所を利用する場合、開設しておきたい取引所になります。
参考【BITTREX公式ホームページ】
Liqui 海外オススメ度★★★
こちらは送金時の二段階認証ができませんが、その代わり送金時に本人確認メールが送られてきて、メール内に記載されているURLをクリックしない限りは送金ができない仕組みになっているので、セキュリティ面では合格と言えます。
このLiqui(リクイ)という取引所の強みは、マイナーな仮想通貨を豊富に取り扱っている点です。
この取引所は新興仮想通貨を取り扱うスタンスのようですが、とにかく他の取引所にはない、まだ上場されていないような仮想通貨をたくさん取り扱っています。
そのためBITTREXにない仮想通貨で、買いたいと思った通貨があった時に、こちらの取引所で仕入れるなんてこともザラにあります。
ただし取引所自体の規模はまだ小さいほうなので、そういった面ではマイナスですね。
今後さらに規模が拡大していくことを期待するところになります。
参考【Liqui公式ホームページ】
おわりに
以上、長くなりましたが、取引所を選ぶうえで私が大切にしているポイントと、最後にそのポイントを考慮した上でオススメの取引所について話してきました。
取引所選びに悩んでいる方やこれから仮想通貨を始める方など、ぜひ参考にしてみてください。