こんにちは、管理人です。


先日、BTCが大きく下落し、その後ある程度価格を戻してきています。

12月初めの伝説的なBTC急上昇に触発されて、初めてビットコインないしはアルトコインを購入した結果、今回の下落により焦って損切りしてしまった方もたくさんいるかと思います。


ただ今回のBTCの大幅下落、そして価格の復調は、「BTCの未確認取引数」さえ意識していれば、ある程度事前に予測できたものなので、今回はそんな


「BTC価格と未確認取引数との関係性」


について話していきたいと思います。

BTC価格と未確認取引数との関係性

まず、前提としてビットコインの未確認取引数とは何か。

これはひとことで言えば、「ブロックチェーン上でまだ処理されていないビットコインの取引数のこと」です。


たとえばあなたがBTCの送金を行った時、その送金はマイナーと呼ばれる方々が、その送金(取引)を認証する(マイニングといいます)することで、その送金は完了します。


ビットコインの場合、マイニングにより処理できる取引数は、現状大体1秒間に約7~13取引に限られており、マイナーの処理量に対してBTC取引量が多くなればなるほど、未確認取引数が増えていわゆる送金がなかなか終わらない「送金詰まり」を起こすことになります。


※下画像の赤線部分



それでは未確認取引数が多くなればどうなるか、ひとことで言えば、BTCに対する「信用」が下がります。


イメージしやすいように言えば、「BTC送金詰まりすぎ、これダメでしょ。」となるワケです。


通貨の価格を決めているのはその通貨に対する「需要」であり、需要は「信用」によって生まれます。


つまり、信用を失うことは需要を低下させ、結果としてBTCの価格の下落につながります。


実際に過去のBTC未確認取引数とBTC価格の関係を見てみましょう。


まずはBTC未確認取引数のグラフ。グラフが上に伸びているほど、その時の未確認取引数が多いことを意味します。

これまでに特に大きくグラフが上に伸びていた3つのタイミングに①、②、③と番号を割り振っています。




次にBTCチャート。先ほどのグラフで割り振った①、②、③のタイミングをBTCチャートに当てはめてみます。





グラフを見てもらうと分かるように、BTCの未確認取引数が大きく増加したタイミングではもれなく、BTC価格が30%以上下落しています。


もちろん今後も必ずこのように送金詰まりによってBTC価格が下落するとは言えませんが、これまでの流れを見る限りでは、今後も決して無視できない部分の話となります。


BTCが大幅下落するということは、アルトコインもつられて大きく下落することを意味しますので、BTCを持っていないという方でも注意しておくことは大切です。

送金詰まりの解消

以上話したように、送金詰まりはBTCの価格下落につながる要因となりますが、その反対で、送金詰まりの解消は、BTC価格の復調につながるサインだと言えます。(下図参考)




まとめ

<未確認取引数が著しく増加してきている時>

大きな下落に注意



<未確認取引数の増加に伴い、大きな下落が起こった時>

→その後、未確認取引数が減少してきたタイミング(送金詰まりが解消されてきたタイミング)で価格の復調を考慮に入れる



以上、「BTC未確認取引数(送金詰まり)とBTC価格との関係性」について話してきました。

今後もこれまで同様必ずその通りになるとは言えませんが、知っておいて損はない話なのでぜひ頭に入れておきましょう。



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