こんにちは。管理人です。


買いました…アレ……特にいらないのに…….

そう、仮想通貨ハードウェアウォレットの

「Ledger Nano S(レジャーナノエス)」

です。


「え、仮想通貨やってるならいるじゃん!」って思った人、正しいです。


でも、私持ってるんです。すでにコレを…(スッ)。

そう、仮想通貨ハードウェアウォレットの

「TREZOR(トレザー)」

です(ドン!)


正直、トレザーで満足していたのでレジャーナノエスはいらなかったんですが買いました。。


だって、「ハードウェアウォレットどっち買えばいいだろう?」と思った時、実際に2つ買ってみた人の感想が情報としてあったら嬉しいじゃん。。。


ブロガーのプロである私は、世のため人のためになる情報を発信してこそ、ブロガーという私の存在を肯定できるじゃないですか。。。


そんなわけで、別に欲しくもない2台目のハードウェアウォレットを買いました。。


私のハードウェアウォレット代が、皆さんにとって意味のあるモノへと昇華することを祈りながら書いていきたいと思います。。。(グッ)

比較ポイント①:外見

(1)見た目

まず、見た目なんですが、見た目の高級感で言えば、レジャーナノSの方がありますね。


トレザーはプラスチックで少しチープな作りに見える一方、レジャーナノSは、本体に金属のカバーが付いて折り畳み式になっていて、まるでジャックナイフを彷彿とさせる感じでちょっとカッコイイです。


(2)大きさ

大きさはどちらも小さいですが、並べて比較するとこんな感じになります。

縦の長さはほとんど変わりませんが、横幅はトレザーの方が大きいです。

ただ、レジャーナノSは折り畳み式なので、全開すると縦の長さはトレザーよりも大分長くなります。




【補足】

付属品としてハードウェアウォレット本体とパソコンとをつなぐUSBケーブルが入っているんですが、


トレザー付属のケーブルは長さ15cm程度

レジャーナノS付属のケーブルの長さは90cm程度


と、レジャーナノS付属のケーブルの方が約6倍長くなっています。




レジャーナノS付属のケーブルに関して、「長いと邪魔くさそう」と思うかもしれませんが、これが思っている以上に便利で、それほど邪魔くさいと感じません。


というのも、長さ的にはちょうどApple製品(iphone等)の正規ケーブルとほぼ同じ長さです。

Apple製品のUSBケーブルって長くて邪魔くさいとはあんまり思わないですよね。それと一緒でいい感じに長くて便利です。


(※画像はケーブルをピンと張れずこんな残念な感じの比較になってます。あえてね。)

(3)重さ

金属性のカバーが付いている分、レジャーナノSの方が少し重たいですが、通常のUSBメモリ程度の重さで、特にこの点はどちらも気にならないです。

(4)色の種類

色の種類ですが

<トレザー>

黒、白、グレーの3色




<レジャーナノS>

銀カバー黒本体の1色のみ

になります。

トレザーの方が色の種類は多いですが、正直ゲームボーイの色を選ぶわけでもないので、ほとんどこの点についてはこだわらない人が多いんじゃないかなって思ってます。

感想

見た目に関しては、「レジャーナノS」の方が若干高級感があって好まれるかもしれませんね。


ただ私は個人的に「TREZOR」のチープな感じも結構好きで、これはこれで愛着がわきます。(別にチープな感じに見えるだけですぐ壊れるわけでもないですからね。)

外見についてはほんとに好みが分かれると思います。

比較②:本体価格


価格はアマゾンにて


TREZOR1万円程度(在庫状況で値段が上がることがあります)

Ledger Nano S1万5000円程度(在庫状況で値段が上がることがあります)


です。

値段に関してはどちらもほとんど変わりません。

Ledger Nano S(レジャーナノエス)

比較ポイント③:保管できる通貨通貨の種類


比較ポイントの3つ目は

「保管できる仮想通貨(トークン)の種類」

です。


これはハードウェアウォレットを選ぶ上で非常に大切なポイントですね。


現時点で保管できる仮想通貨はそれぞれ以下のようになっています。

TREZOR(トレザー)

  • Bitcoin(BTC)
  • Bitcoin Cash(BCH)
  • Ethereum(ETH)
  • Ethereum Classic(ETC)
  • Litecoin(LTC)
  • Dash(DASH)
  • Zcash(ZEC)

以上、計7種類。

※今後近いうちにNEM(XEM)実装予定とのこと。

Ledger Nano S(レジャーナノエス)

  • Bitcoin(BTC)
  • Bitcoin Cash(BCH)
  • Ethereum(ETH)
  • Ethereum Classic(ETC)
  • Ripple(XRP)
  • Litecoin(LTC)
  • Zcash(ZEC)
  • Dash(DASH)
  • Dogecoin(DOGE)
  • Komodo(KMD)
  • Ark(ARK)

以上、計11種類。




【補足】
ただし、トレザーにしてもレジャーナノSにしてもイーサリアム系ウォレットの「MyEtherWallet」と連携をすることができ、「MyEtherWallet」で保存できるイーサリアム系の「トークン」ならばトレザーまたはレジャーナノSを使って保存することができます。

そのトークン数なんと100種類以上。イーサリアム系のトークンをたくさん保有している人にはすごく嬉しいサービスです。

感想

現状では保管可能な仮想通貨の種類はレジャーナノSの方が上です。


特にレジャーナノSの方では、人気仮想通貨の1つであるRipple(XRP)が保管できる点が評価できます。


トレザーではRipple(XRP)が保管できないので、現時点ではそういったことを踏まえて、レジャーナノSに軍配が上がります。

ただし、トレザーでは近いうちにNEM(XEM)が保管できるようになるとのことです。(具体的日程については未定)

NEM(XEM)もRipple(XRP)同様、非常にファンの根強い仮想通貨なので、今後トレザーにNEM(XEM)が保管可能になれば、「どっちもどっち」といえる状況になります。


リップラーの方は間違いなくレジャーナノSの方を選ぶべきですし、リップルには全く興味が無く、ネムを多量に保有しているとのことであれば、将来性を見込んでトレザーの方を購入した方がいいかもしれませんね。

比較ポイント④:使いやすさ(操作性・初期設定・リカバリー・送金受取の手間)

(1)操作性

操作性については、個人的にトレザーの方が操作しやすいです。

というのも、トレザーがレジャーナノSに比べて画面が大きく、ボタンが推しやすいためです。


トレザーもレジャーナノSもボタンは2つですが、レジャーナノSの場合、「決定」する時に毎回ボタン2つを同時押ししないといけません。


自分が買ったレジャーナノSだけかどうか分かりませんが、片方のボタンの反応が悪く、同時押しが反応してくれないことがあります。(悲しみ)

(2)初期設定

ハードウェアウォレットを購入すると必ず最初に初期設定をする必要があるんですが、この初期設定はトレザーの方が簡単で、レジャーナノSの方が少してこずった印象です。

とは言っても、どちらもそれほど難しいわけではないので、解説サイトを見ながらであれば誰でも簡単に行えると思います。(目安15分~20分程度)

(3)リカバリー(復元)

ハードウェアウォレットに限らず、仮想通貨ウォレットを利用する上で一番大切だと言ってもいいのが、リカバリー(復元)です。


万が一ハードウェアウォレットを無くしたり、壊したりしてしまった場合、新しい機器にて元のデータをリカバリー(復元)させる必要があります。


ただし、リカバリーが上手くできない場合、ウォレットに入っている資産は一生取り出せなくなります。(いわゆるセルフGOXってやつです)


トレザーにしろ、レジャーナノSにしろ、基本的なリカバリー方法は同じです。


初期設定の時に、リカバリーシード(復元種)と呼ばれる24個の単語を、付属のリカバリーシード記入用紙に書き写しておき、万が一の時はメモしておいたリカバリーシードを使って新しい機器にてウォレットの中身を復元させるという方法です。


実際にどちらもリカバリー(復元)させてみましたが、10分程度あれば簡単にリカバリーできます。

強いて言うならば、レジャーナノSの方が機器の操作がしにくい分、リカバリーに少しだけ手こずりました。。(笑)


リカバリー自体は簡単なので、リカバリーシードをメモした紙をしっかり保管さえしておけばどちらも心配いりません。

(4)送金・受取の手間

ハードウェアウォレットって「仮想通貨の送金・受取が面倒くさそう」ってイメージがありませんか?

自分はハードウェアウォレットを使う前はそういうイメージがありました。

「ハードウェアウォレットで管理するのは面倒くさい」なんて声を事前に聞くこともありましたからね。


実際ハードウェアウォレットを使ってみての感想ですが、事前に抱いていたイメージは杞憂で、トレザーにしろレジャーナノSにしろ「送金・受取」は本当に簡単です。

簡単に言えば、ハードウェアウォレットを付属のUSBでパソコンにつないで、パソコン上でウォレットアプリにログインし、後は通常のウォレットや取引所と同じように送金・受取を行うだけです。


正直、取引所間の送金・受取の時と、かかる手間ひまはさほど変わりません。

むしろ自分の場合、取引所のパスワードを40文字以上と長く設定し、かつ、二段階認証を設定しているので、下手したら取引所間の送金・受取の方が手間がかかりますね。(笑)


送金・受取に関して、トレザー、レジャーナノSどちらも手順が難しいわけでもありませんので、今まで取引所から送金・受取したことのある人なら間違いなく大丈夫です。

感想

「使いやすさ」に関しては、正直どちらも大きな差はありません。

どちらかが際立って難しいといったこともなく、どちらもとっても簡単に利用できます。


ただ、ボタンの押しやすさ、画面の見やすさ的にはトレザーの方が個人的には好きですね。


あと、レジャーナノSは接続エラーが起きることが何度かあった(繋ぎ直せば大丈夫)ので、そういったところは少し気になりました。

比較ポイント⑤:送金手数料


そして何気に大事になるのが「送金手数料」です。

ここでいう送金手数料というのは、ハードウェアウォレットから他の取引所やウォレットに送金する場合にかかる送金手数料のことを指します。


トレザーとレジャーナノSで、ビットコインを送金する場合の送金手数料を比べてみます。
(現時点1ビットコイン当たりの価格約481,379円)

トレザー

トレザーで0.01BTCを送ってみます。

この時かかる送金手数料は、0.00015279BTC(約73円)でした。





大体取引所で送金にかかる手数料が0.0005BTC程度なので、取引所に比べるとかなり安いこと(約5分の1)が分かります。

レジャーナノS

今度は、レジャーナノSで同じように0.01BTCを送ってみます。

この時にかかる送金手数料は、なんと破格の0.0000078BTC(約3円)でした。


や、や….


安すぎィwwwちょ、3円てwwww


さすがにこれには笑いましたね。トレザーの24分の1の手数料です。安すぎます。
(※手数料価格が変動する場合はあります)




感想

送金手数料は間違いなくレジャーナノSの方がお得ですね。

トレザーも決して手数料が高いわけではありませんが、レジャーナノSに比べるとどうしても高く感じます。


レジャーナノSのようにこれだけ送金手数料が低いと、利用する側にとっては非常にありがたいですね。

まとめ



以上、TREZOR(トレザー)とLedgerNanoS(レジャーナノエス)を比較してきたものを表でまとめてみます。

(勝敗が現時点で明確についている項目のみ〇が付いています。)

 比較ポイント TREZOR LedgerNanoS
外見
本体価格
対応通貨の種類
使いやすさ
送金手数料



表からも分かるように、対応通貨の種類、送金手数料という大事なポイントにおいて、LedgerNanoSの方に軍配が上がります。


個人的にはそれでもトレザーに愛着があったりするんですが、客観的に判断するなら現時点では「LedgerNanoS」の方が無難でしょう。


トレザーごめんよ。。。決してお前が優秀じゃないわけではないんだ。。。


というわけで長くなりましたが、ハードウェアウォレットの購入で迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

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Ledger Nano S(レジャーナノエス)