最近仮想通貨が話題になることが以前に比べて増えてきていて、それと合わせて仮想通貨をやっている人の数も少しずつ増えてきているように感じます。

ただそういった現状とは別に、「仮想通貨?損するんでしょ」と考える人の方がまだ全体としては圧倒的に多いと思われます。

日本人は投資(投機)に対してネガティブな思考をする人の方がもともと多い特徴がありますからね。

ネコくんネコくん

ワイも前までは、仮想通貨って損するイメージが強すぎて近寄りがたかったわ。

正直、600万ほど仮想通貨に投資してる私としてはこの現状を見てだいぶ嘆いています。
「いや、損するって言ってる人たち絶対ほとんどがイメージで言ってるやろ…。」

仮想通貨で損するパターン

「仮想通貨は損する」と思っている人は、何をもって仮想通貨で損するのかを理解していない人が多く、大半が「なんだか怪しい、危なっかしい」といったイメージで話していると思われます。

そもそも仮想通貨はどういう時に損してしまうのかということを理解するのは大切で、多くの人はここを理解しないのでイメージで敬遠することになります。

仮想通貨で損するパターンは以下の4つです。

①仮想通貨を購入した時の価格よりも、売却した時の価格の方が低かった場合
②仮想通貨詐欺にあう
③所有している仮想通貨が盗難にあう
④仮想通貨を預けている取引所が破たんする

①仮想通貨を購入した時の価格よりも、売却した時の価格の方が低かった場合

投資(投機)において最も基本的な話になりますが、「仮想通貨を購入した時の価格よりも、売却した時の価格の方が低かった場合」は損してしまいます。

これは仮想通貨に限ったことでは無いですが、株にしても投資信託にしても同じです。

買った時の株価よりも売った時の株価が下がっていれば損しますし、買った時の基準価格(投資信託用語。株で言う株価のこと)よりも売った時の基準価格が下がっていれば損します。

②仮想通貨詐欺にあう

次に仮想通貨で損する場合として挙げられるのは、「仮想通貨詐欺にあった場合」です。

仮想通貨では色んな方法で詐欺を仕掛けようとしてくる輩がいます。

例えば、「仮想通貨は将来確実に儲かるから今のうちに購入しておくべきです。格安で販売するので買いましょう。」と言って振り込ませる詐欺なんてのはよく聞きますし、「詐欺コイン」といったように、「まだ市場には出回っていない仮想通貨だけどプレセールとして今だけ特別に購入できます。市場で取引されるようになったら価格が爆上がりします。」なんて甘い言葉で誘うタイプの詐欺なんてものもあります。

もちろんそういった詐欺師たちにお金を渡したり、振り込んだりしてしまうとお金は戻ってきません。つまり払った分のお金を損してしまうということになります。

今回は詳しく話しませんが、仮想通貨詐欺についてはこちらに詳しく記載しています。(参考:仮想通貨詐欺について

③所有している仮想通貨が盗難にあう

これは例えば取引所(仮想通貨の売買ができるサービスを提供するサイト。購入した仮想通貨を取引所の自分のアカウントに保管しておくこともできる)に保管している仮想通貨を、不正ログインにより勝手に引き出されていたような場合は、盗難された仮想通貨は無くなってしまいます。

こういった場合、基本的に盗難による補償はありませんので盗難された分は損してしまうことになります。
(現在、国内取引所のコインチェックでは、万が一不正ログインによる被害にあった場合、100万円を限度に損害を補償するようになりました。)

④仮想通貨を預けている取引所が破たんする

また、もし取引所が破たんしてしまった場合、その取引所に保管していた仮想通貨は無くなってしまいます。

取引所が破たんするというのはめったにあることではないですが、過去に一度だけ取引所が破たんする事件がありました。

2014年に、仮想通貨取引所を運営するマウントゴックス社という会社が、取引所のシステムにハッキングをかけられて取引所内の仮想通貨が盗み出されてしまったという事件です。

マウントゴックス取引所はこの出来事により破たんすることになりました。その結果、マウントゴックス取引所に仮想通貨を預けていた利用者たちは、預けていた仮想通貨分が無くなってしまうことになり、多くの人に損害を与えることになりました。

この一連の出来事は「マウントゴックス事件」と呼ばれ、ニュースなどでも大きく報じられたので、仮想通貨に対する世間のイメージを大きく悪くさせました。

このように取引所が何らかのアクシデントにより破たんしてしまい、その取引所に仮想通貨を保管していた場合は保有していた通貨が焼失し、損することになります。

仮想通貨で損するのは基本的に①のパターン

仮想通貨において「損した!」というのは先ほど挙げた4つのパターンのいずれかになりますが、その中でも基本的には「仮想通貨を購入した時の価格よりも、売却した時の価格の方が低かった場合」において「損した!」というのが9割以上でしょう。

「仮想通貨詐欺にあう」経験をする人は全体としては少なく、もし仮に美味しい話を持ちかけられたとしても、投資で100%儲かる、確実に儲かる話なんてないことをしっかり胸に刻んでおけば回避できます。
こちらに仮想通貨詐欺について詳しく書いていますので、予備知識として入れておいて損は無いです。仮想通貨詐欺について

「所有している仮想通貨が盗難にあう」というのも、その多くはパスワードが分かりやすく短いものであったり、二段階認証の設定(取引所においてセキュリティを高めるために行える簡単な設定)を行っていなかったりすることがほとんどです。
パスワードをしっかり長い文字数で登録して、二段階認証の設定をしていれば、不正ログインによって被害にあうことはほとんどなくなります。(それでも盗まれた場合、コインチェック取引所では100万円を限度に損害を補償してくれますしね)

そして最後に「仮想通貨を預けている取引所が破たんする」ことにより、その取引所に預けている仮想通貨が無くなってしまう場合ですが、そもそも取引所が破たんするというのはめったにあることではありません(過去に1度だけ)。
かつ、世界中にたくさんある仮想通貨取引所の中で、自分が仮想通貨を保管している取引所がピンポイントでハッキング被害等によって破たんした場合という、非常に限られた場合に被害を被ります。

それでも不安だという方には、③「所有している仮想通貨が盗難にあう」④「仮想通貨を預けている取引所が破たんする」のパターンに対して、AMAZON等で2万円ほどで売ってある「ハードウェアウォレット」と呼ばれるウォレット(仮想通貨用の財布)を購入して、そちらに取引所で購入したビットコインなどを保管することで、③と④のリスクについては回避できます。(ハードウェアウォレットに入れられる仮想通貨の種類には限りがありますが)

小額で取引をする人はわざわざハードウェアウォレットを買う必要はないと思っています。

仮想通貨で損するのは長期的な目線で投資が出来ないから

以上を踏まえて、仮想通貨で損する基本的なパターンである

「仮想通貨を購入した時の価格よりも、売却した時の価格の方が低かった場合」

について少し踏み込んで話します。

まず仮想通貨においてこのパターンで損してしまった人のほとんどは

「長期的な目線で投資ができなかった」

ことが原因です。

仮想通貨に限らず、株にしても、投資信託にしても同じですが、価格は変動します。価格が上がる時もあれば下がる時もあります。右肩上がりの投資(投機)なんて存在しません。

その前提を頭に入れた上で、確かに価格が下がった時に売れば損しますが、逆を言えば、価格が下がった時は売らずに価格が上がるまで待っておけば損しません。

ネコくんネコくん

でも、価格がどんどん下がっている時なんかは、これ以上下がってしまって含み損が膨らんでしまうと怖いって思わへん?それならくやしいけど損切りしてしまおうかと思ってしまうんよな。
(※含み損・・・その段階で売却した時に確定する損額。)

たしかにFXなんかでは特に損切りが大事な場合も多いです。

ただ、「損切り」と言うといかにもみたいで聞こえがいいですが、仮想通貨の現状においては、「損切り」なんて言っている人の多くは実際「狼狽売り」に過ぎません。
※狼狽売り・・・価格が下がっているのを見て不安に駆られて勢いで売ってしまうこと。

仮想通貨の現状においては「狼狽売り」ほどもったいない選択は無いと思っています。

次のチャートを見てください。

チャートはこの約1年間のビットコインの価格の推移を表しています。

チャートにあるように、これまで短期でガクッと下がった時も何度かありますが、それはどれも一時的な下げで、その後復調しています。

これらの一時的な価格の下げで価格が上がるのを待たずに思わず売ってしまった人は、基本的にみんな損しているということです。

ビットコインを始め多くの仮想通貨は、上がったり下がったりを繰り返しながらも、長い期間で見ると右肩上がりに伸びてきています。

それだけ仮想通貨が世界中で広まり、仮想通貨を保有する人が増えてきているということです。

個人的推測ですが、仮想通貨全体はこれから間違いなくさらに伸びてくるでしょうから、下手に短期的な思考で価格の変動に慌てふためいて動くくらいなら、「どうせ2~3年後は上がってるから、と長期的に腰を据えておく」ことが大事です。

(引用:http://1day1meigen.blog.jp/archives/1039430708.html

仮想通貨の魅力的なものは今回の記事では特に語るつもりはないので、ちょっと気になる人はこの記事も読んでみることをオススメします。
参考【仮想通貨って何?

仮想通貨で短期的な価格の下落で、思わず売って損してしまう人の特徴

これだけ言っても価格が下がると慌てて売ってしまう人が必ずいるので、そういった人の特徴を書いておきます。
大きく以下の2点です。

①余裕資金以外の資金(必要生活費など)を使って投資をする人
②取引所のチャットやツイッターなどによる煽り(あおり)で不安にさせられてしまう

①余裕資金以外の資金(必要生活費など)を使って投資をする人

これは一番大事なポイントなんですが、

「投資は余裕資金の範囲内で行うことが大事」

です。

もっと言えば、

「最悪無くなっても許せるお金でやることが大事」

です。

なぜなら、

そうしないと「投資で負けやすくなるから」です。

ネコくんネコくん

ん、最悪無くなっても許せるお金で投資をしないと負けやすくなるってどういうことや?

それは、生活に必要なお金の一部や、借金をして投資を行うと、先ほど話した「長期的目線での投資」ができなくなるからです。
例えば、100万円借金して投資をやる場合、フリーローンになるので年利14%~15%というトンデモな高利息が日々加算されながら毎月高いローンを返済していくことになります。

こうなると返済と利息のことが頭をよぎるので、価格が下落した時に「どっちみち2~3年後には上がってるから」といったような「長期的に待つ」選択が取れません。

その結果、他の価格が上がっている通貨に目移りして、周りに流されて自分が購入した通貨を売って他の通貨に乗り換える選択を取ったりすることになります。それが功を奏す場合もありますが、そうなってくるとそれは投資(投機)というよりはもはやギャンブルですよね。

このように借金して投資を行った場合、短期的な利益を求めて行動しなければいけなくなります。生活上無くなったら困るお金でやるのも基本的にこれと同じです。

「最悪無くなっても良いと思えるお金」で投資を行う場合と比べて

「長期的目線での投資という勝つため(儲けるため)の選択肢が一つ減る」わけです。

勝つために取れる方法が一つ減ればその分失敗しやすくなります。

長期的に待てていれば大きく儲けていたのに、短期的に動いた結果損してしまうということになり、こういった人たちがいわゆる「仮想通貨で損をした!」ということを声を大にして言ってるという話です。

ロンブーの淳さんや平成ノブシコブシの吉村さんなどが仮想通貨で損したことがあると言ってましたが、あれは完全に短期的に動いて失敗した典型的なパターンですね。

平成ノブシコブシの吉村さんは以前、1ビットコインあたり5万円で100万円分購入したものの、その後1ビットコインあたり4万5千円に下がって10万円の含み損があるといったことを嘆かれていましたが、1年以上経った現在のビットコインの価格は30万円を超えているので、もし吉村さんが売らずに現在まで保有していたらその価格は6倍以上になっており、単純に100万円が600万円になっていることになります。


仮想通貨はその特徴からも間違いなく長期的にこれから伸びていくと思っていますし、まだバブルすら始まっていないと思っています。

そういった点で、長期投資もできる資金で始めることで価格が下落した時に売らずに待てるので損がしにくいですし、反対に短期投資しかできない資金で始めると価格が下落した時に思わず売ってしまい損をしやすいということです。

②取引所のチャットやツイッターなどによる煽り(あおり)で不安にさせられてしまう

仮想通貨を始めた人でよく見られるのが

「取引所のチャットやツイッターの誰かの発言によって、その都度不安にさせられてしまう人」

です。

こういった人たちは、価格が下がっている時に取引所のチャットで

「ビットコイン勢死亡確定wwwビットコインオワコンww」

とか

「この状況でビットコイン売らない奴どうかしてるとしか思えない」

とかそういったいわゆる「煽り(あおり)」のコメントを見て不安にさせられて、結局売ってしまったり、反対に、他の仮想通貨の一つの価格がドンドン伸びていて自分が保有している仮想通貨が全然伸びていない場合、

「これ今買っておかなきゃこの値段で二度と買えなくなるぞ!!!」とか

「乗り換えするなら今しかないよ。」

とかそういったタイプの煽りにも動かされたりして、根拠もなく乗り換えしてしまいがちです。

仮想通貨投資の現状ではどっちにしろ長期的には伸びていくものだと思っているので、たとえ自分が持っている仮想通貨が暴落していても、安易に根拠もなく売ったり乗り換えしたりせず、しっかりホールド(手放さないこと)できることが勝つためには大切です。

仮想通貨投資をやる上で暴落にあうのは当たり前です。そういうものだからです。

10万円が1か月で100万円(10倍)になる世界で、10万円が1か月で5万円(半分)になるのは当たり前です。

大きいリターンにはそれだけリスクが伴います。その前提で仮想通貨をやっているはずです。

長期的に伸びていくだろうから2~3年保有しておけば大丈夫と頭で分かっていても、いざ目の前で暴落しているのを目にして、くだらない煽りに負けて思わず乗り換えたり、売ったりしてしまうのは、結局のところ仮想通貨投資で勝とうというよりも、損をしないようにという気持ちの方が根本として強いんですね。

厳しい言い方ですが、こういう人たちはハッキリ言って投資に向かないのでやめた方がいいです。銀行に預けておきましょう。

「最悪投資した額が全て無くなってもいい」というくらいでないと、これだけ価格変動の大きい世界で冷静に思考することができなくなります。

仮想通貨投資の良いところは、これだけのリターンが見込めても最悪のリスクは「投資額がゼロになる」だけです。FXのようにレバレッジをかけて最悪多額の借金を抱える可能性も無いです。

仮にもし投資額全部なくなったら(基本的にそんなことはほぼあり得ないが)、また稼げばいいだけの話です。

絶対に損したくない人は仮想通貨を始め投資はしない方がいいですし、損してもいい人はぜひやるべきだと思います。

こんな大きくリターンの見込める投資はなかなかないですからね。ハッキリ言って今仮想通貨をやるのは何十年に一度と言っていいくらいのチャンスだと思います。

ただ、何度も言いますが仮想通貨投資をやるなら「投資額全部なくなってもいい。」というつもりでやってください。下手に助かろうとしないでください。

これが勝つために一番大切な心構えだと思います。

おわりに

以上、長々と話してきましたが、私としてはもっと仮想通貨についてイメージではなくきちんと知ってもらいたい、そして1人でもいいからぜひ始めてもらいたいと思ってこの記事を書いています。

仮想通貨を始める人が増えればそれだけさらに仮想通貨が広まりますし、仮想通貨が広まれば広まるほど仮想通貨を保有する人が増えて、価格がさらに上がっていきます。そうすると今すでに仮想通貨を保有中の私が儲かりますらね(ココが一番大切)。

と、まあ冗談はさておき、仮想通貨は「損するイメージ」が広がってしまっていますが、今回話したように仮想通貨で損するパターン(人の特徴)は決まってます。

損する人は口を大にして「損した!」と腹いせのように言いますが、儲けてる人は他人にあんまり言わないだけで、実際、儲けてる人はめちゃくちゃいます。

正直言うと、儲けてる額が大きいので他人に言えない人は多いと思います。ありがたくも私の場合、仮想通貨を始めて1年経たずにすでに〇千万儲けてますからね。。。(;´・ω・)
宝くじに当たって人に言えないのと同じです。

「仮想通貨は損する!」とイメージで話すのが悪いとは言いませんが、それ以上に魅力的な部分も多い投資だと思うので、ぜひそういった面も見て、できれば仮想通貨投資を実際に始めてみてほしいなと思います。千円など少額でも始められますからね。

仮想通貨に少し興味を持った人等はこちらの記事により仮想通貨の特徴について記載しているので参考にしてみてください。
(参考:仮想通貨って何?


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