こんにちは、管理人です。


最近仮想通貨界隈が特に盛り上がっているように感じます。界隈が盛り上がれば盛り上がるほど、新たな参入者が増えてくるので非常にありがたいですね。

BCHやLisk、XRPへの注目が特に大きいですが、今回はあえて、あまり評判が良いとは言えない(というよりもむしろ悪い)ビットコインゴールド(Bitcoin Gold)についての話です。

ビットコインゴールド(Bitcoin Gold)とは


ビットコインゴールド(Bitcoin Gold)は2017年10月24日にビットコインから分岐して新しく生まれ、11月12日にローンチが行われた仮想通貨です。

※ローンチ・・・簡単にいえば、サービス開始のこと。


通貨単位はBTGで、ビットコインと同じく最大発行枚数は2100万枚です。

どういう目的で作られたの?

ネコくんネコくん

ビットコインゴールドはどういう目的で作られたの?

ビットコインゴールドの目的は、ひとことでいえば

「より分散化(非中央集権)されたビットコインネットワークを作ること」

です。


ネコくんネコくん

より分散化されたビットコインネットワークってどういうこと?

ビットコインの生みの親であるナカモトサトシ氏が考えていたビットコインの構想は、「ブロックチェーンを利用した非中央集権的存在」というものでした。


それが、「ASIC」というマイニングを効率よく行うための集積回路の開発により、ビットコインのマイニングが一部の組織に集中してしまっている現状です。


みなさんご存知のとおり、ビットコインの取引が行えているのはマイナーの方々が、みなさんの取引を承認する作業、すなわちマイニングを行っているからです。

そのためビットコインのような仮想通貨においてマイナーというのは非常に大きな影響力・発言力を持ちます。


現状のBTCのように、マイナーが一部の組織に集中してしまうと、BTC自体が一部のマイナーの意向に左右されてしまい、結果として本来「非中央集権的であるべきもの」が「中央集権的なもの」と化してしまう恐れがあります。


こういったBTCの現状にメスを入れて、本来の「非中央集権的在り方をより実現させたビットコイン」を作ろうと考えてビットコインゴールドが生まれることになりました。

ビットコイン、ビットコインキャッシュとの違いは?

ネコくんネコくん

BTGはBTCやBCHとどう違うの?

分かりやすいように簡単に比較表を作っておきますね。

BTC BCH BTG
ブロックサイズ 1MB 8MB 1MB
処理速度 毎秒約3~5取引 毎秒約20~90取引 毎秒約3~5取引
PoW アルゴリズム SHA256 SHA256 Equihash
マイニングハードウェア ASIC ASIC GPU
ブロック生成時間 10分 10秒~2時間 10分
難易度調整 2週間毎 2週間毎 ブロック生成毎
Segwit



ビットコインゴールド(BTG)がBTC、BCHと違う点は大きく次の2点です。

  • ①マイニング方法
  • ②難易度調整

①マイニング方法

他のビットコインと比べた最も大きな違いは、何と言ってもその「マイニング方法」にあります。

まずBTC、BCHに使われているPoWアルゴリズムは「SHA-256」と呼ばれるものです。
※PoWアルゴリズム・・・一言で言えば、「計算量」が多いほどマイニングが有利となる仕組みのこと。


そしてこの「SHA-256」では、「ASIC」と呼ばれるマイニングに特化した専用の機器を利用することで、非常に効率よくマイニングを行うことができます。

しかし、この「ASIC」は、高価であり、かつ消耗が激しいようで、なかなか一般人が「ASIC」を使ってマイニングを行うことは現実的ではなく、現状、一部のマイナーによって組織敵に大量の「ASIC」が使われ、集中的にマイニングが行われています。


一方で、BTGのPowアルゴリズムは「Equihash」と呼ばれるものが採用されており、これは「ASIC」によってマイニングを行うことができません。


先ほど話した通り、ビットコインゴールドが作られた目的は「より非中央集権的なビットコインを作ること」です。


そのため、BTGは一部のマイナーによって組織的に「ASIC」を使って大量にマイニングされるのを防ぐことにより、こういった非中央集権的在り方を目指しています。


ネコくんネコくん

ASICの代わりに何のマイニングハードウェアが採用されるの?

BTGでは「ASIC」の代わりに「GPU」を使ってマイニングを行うことができます。

まあ、厳密に言えばBTCでもGPUを使ってマイニングを行うことはできるんですが、「ASIC」がある以上、GPUを使ってのマイニングは非効率すぎます。


一般的には「GPU」でのマイニングであれば、「ASIC」に比べて一般人でも比較的参加しやすいため、現状のBTCやBCHに比べてマイニングをより分散化させることが期待できます。

②難易度調整

また、2つめの違いとして「難易度調整の違い」が挙げられます。


難易度調整というのは、マイニングの難易度(マイニングのしやすさ)を都度調整する仕組みのことです。

例えばBTCでは、ブロックチェーンにおいて1つのブロックの作成に10分かかる仕様になっていますが、厳密に言えば、1つのブロックの作成にかかる時間が約10分になるように2週間ごとに調整が行われています。


これに対してBCHでは2週間毎ではなく、「ブロック生成毎」に都度調整する仕組みが取られています。


メリットとしては、ブロック作成毎に難易度調整をすることで、比較的マイニングが安定しやすいことが期待できるところだと思います。

現状BTCでは難易度調整前と後でマイニングの不安定さによって、送金詰まりを起こしたりすることがありますからね。

ビットコインゴールドの今後と将来性について


ネコくんネコくん

ぶっちゃけビットコインゴールドの将来性はあるの?

個人的には、全然BTGには期待していません。


BTGを長期ホールドするくらいなら、BTC、BCHを長期ホールドするべきだと思っています。


正直言って、先ほど挙げた表を見てもらっても分かるように、大して仕様が優れているワケでもなく、「より非中央集権的なビットコインを目指す」というビジョンは悪くないですが、個人的にはその運営体制にあまり好感が待てません。


先日、「BTGにおいて、fee(手数料)の0.5%が開発陣のウォレットに送られる仕様になっている」ことが発覚しました。

(参考:http://archive.fo/LcO7u


私自身、「仮想通貨の将来に自発的に貢献するデベロッパー(開発陣)には、然るべき報酬は与えられるべき」という考えを持っていますが、公表もせずこのようにこっそりと儲けようというスタンスはあまり好きでは無いですね。

こういったことがあると、「非中央集権的ビットコインを作る」という目的よりも、単にビットコインの名を借りて金儲けしたいとしか見れなくなりますよね。


以上のように特別仕様が優れているワケでもなく、開発陣への不信感もあり、といったようにわざわざBTCやBCHをほっといて長期ホールドする価値はあまりなさそうに見えます。

それでも短期的には上がるかも

長期ホールドには向いていないと思いますが、それでも短期的には上がる可能性は十分にあるのかなというのが本音です。


将来的には次々とBTCがハードフォークして新しいビットコインが生まれることで、新しく生まれたビットコインに対する関心が薄くなる可能性はありますが、現状でいえば、まだまだビットコインからハードフォークしたといういわゆる「ビットコインブランド」の恩恵はある程度受けられるんじゃないかと思っています。


BTGの場合、例えば国内大手取引所bitflyerが取り扱う意向を示していますが、11/18現在ではまだ取扱いを開始していません。

海外取引所「HitBTC」といったところでは取扱い開始を行っていますが、まだまだこういった海外取引所を使って取引を行っている日本人は少ないです。


現在世界で日本はビットコイン取引高1位というビットコイン大国ですからね。そういった日本での取引所で取引開始が行われた場合、「一時的にはある程度上昇するのでは?」とも考えたりしています。


ちなみに現時点でBTGの取扱いに関しての取引所の意向は以下のとおりです。




長期で持つにはいかがかなと思いますが、短期的な上昇を狙うならアリかもしれませんね。


【11/30追記】
BITTREXに上場したことでBTGの価値は大きく上昇しました。ただし、現状国内大手取引所であるbitFlyerでの取扱いは開始していませんので、上場によるさらなる短期的な上昇が見込める可能性はあります。


bitFlyerの取引所をまだ開設していない方は、前準備として開設しておいて損はないでしょう。

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ぜひ参考にしてみてください。