こんにちは、仮想通貨のために銀行員を辞めてしまった管理人と申します。

仮想通貨、絶賛暴落中ですね。。。


皆さん、息してますでしょうか?


ただでさえチャート上、下げトレンドの最中だったのに加えて

「中国三大取引所の一つであるBTCCが9/30を以て取引所を停止する」

との発表があり、これによって仮想通貨はさらに大きく下落しました。

自分はチャート上デッドクロスを割りそうだった5日ほど前に、日本円に全て替えていたので被害を免れましたが、今回まともに暴落を食らった人は多いと思います。

9月は目立ってネガティブなニュースも無いはずだったので、「今月はお祭り相場になる」なんて当初は言われてましたからね。多くの人がガッチリとホールドしてたと思います。


この「BTCC取引所停止」のニュースから、今後の相場に関して思うことがあるので今回はそれを記事にしたためていきたいと思います。

短期的に見れば非常に不安定でデリケートな相場


ファンダメンタルズ的(仮想通貨のニュースや情勢等)に見れば、直近2カ月間くらいは非常に不安定でデリケートな相場が続くと思ってもらった方がいいです。暴落したから「買いだ!」と思っている人は注意が必要です。


まず、現在、中国によるICO禁止を皮切りに、今回のBTCC取引所停止によって相場が暴落しています。


この暴落により投資家心理が大きく反映される仮想通貨市場では、全体に不安が広がっていて弱気相場の状態です。チャート上でも下落トレンド真っ只中です。つまり「非常に売りが先行しやすい相場」ということです。


このデリケートな相場の状態の時に、加えてネガティブニュースが放り込まれると、さらなる下落が見込まれます。


「さすがにもうネガティブニュース無いよな。上がるだけだよな。」と考える人もいると思いますが、一応言っておくと、

・三大取引所の残り2つ「Okcoin」、「Huobi」の規制の可能性(最悪の場合停止)
・ビットコインの11月の分裂問題への懸念

といった短期的に大きな追い打ちをかけてくる危険性のあるニュースはあります。


もちろん中国以外にもさらにICO等の規制に乗り出す国が増えてくる可能性もあります。


ちなみに日本だってもちろん例外ではなく、国内ICOはガバガバの状態です。ICOを行うと発表すれば大きな赤字を出してる会社でさえ株価ストップ高になる状態です。ハッキリ言って異常です。また、ICOを行えば簡単に資金が集まりやすいため、詐欺にも使われやすいといった他の問題もあります。

こういったまだ法整備もロクにできていないガバガバな状態をそのままにしても問題が膨らむばかりで、ある程度規制をかけて管理することが、将来的な金融市場の安定を図るためには大事だと考えるのは当然だと思うんですね。政府側もどのような方法で対処するか非常に頭を悩ませていることだと思いますが。


話を戻しますが、このように11月くらいまでは、非常に不安定で弱気な相場が続くと思っています。たとえこの暴落からある程度価格を戻したとしても、何かネガティブニュースが一つあれば一気に暴落してしまうでしょう。それくらいデリケートです。

ただし、長期的に見ればそれほど問題ない


現在の相場の下落は、中国のICO規制から始まり、BTCC取引所停止といったネガティブニュースによって引き起こされていますが、


長期的に見ればそれほど問題はない


というのが私の考えです。

そもそもなんで仮想通貨がこれまで盛り上がってきたのか、その理由は単純で

「仮想通貨が魅力的だから」

です。


仮想通貨がこれからどんどん広まればさらに便利なものになるでしょうし、資産の新たな退避先としての役割も大きく期待されます。魅力的なものにお金が集まるのは当然のことです。


ただし、それは同時に政府としては、規制を行ったりする必要が出てきます。なぜなら仮想通貨が盛り上がりすぎると

「既存の金融市場を大きくかき乱し、混乱させるリスクがある」

からです。もちろん犯罪の温床になる危険性もあります。盛り上がり過ぎると政府の頭を大きく悩ませてくるリスクが高い、だから規制をかけて管理することで過度に盛り上がるのを防ぐということです。


中国政府がICO禁止など仮想通貨の規制に動いている背景として、「今以上に資本が国外に流出して、人民元安になるのを防ぐのが目的」と言っている人もいますが、今はどちらかというと中国は元高で困っていますからね。それは無いと思います。

元の海外流出による元安で困っていたのは2016年までの話で、2017年からは急に元高になりすぎて(ここ2~3か月だけでも過去10年で最も早いペースの元高)困っている状態です。


なので、元がビットコインに替えられることで元の価値が下がる、すなわち元安になるのを防ぐ狙いではないと思っています。


現に中国は9月11日に人民元のフォワード取引における準備金も撤廃しています。今までは資本の海外流出による人民元安を防ぐために、取引金額の20%を準備金として積み立てなければいけませんでしたが、この規制が9月11日に撤廃されたことで、今後以前に比べてドルが買われやすく、元が売りやすい状態になりました。(すなわち資本が海外流出しやすい状態になりました

タイミング的にも、ビットコインの規制により、ビットコインが人民元に替えられてさらに人民元高になることを防ぐ(帳尻を合わせる)狙いが見て取れます。


このように、今規制が行われているのは単純に「魅力的なものだけど盛り上がり過ぎることにより、市場の混乱を招くリスクがあるから」であって、仮想通貨に致命的な欠陥があって暴落しているわけではなく、仮想通貨自体は魅力的なモノであることに変わりはないんですね。


なので一時的にはこのようなニュースにより暴落を起こしていますが、世界で取引所が存在する限りビットコインを始め仮想通貨の需要は消えることはないはずです。魅力的なモノには需要がありお金が集まるからです。

長期的に見れば、ビットコイン取引自体が世界中で統一して禁止されたりしない限りは問題なく発展していくと思われます。

まとめ


今後11月のビットコインハードフォーク(分裂)までの間は非常に不安定でデリケートな相場になることは間違いないと思ってます。

現在の情勢を見る限りは、ポジティブニュースよりもネガティブニュースの方がより相場に強く反映されやすいため、今回の暴落を機に短期で利益を出そうと思っている方は十分に気を付けた方がいいです。

今後10年間は手放さないよってガチホしている人は、寝ながら嵐が過ぎ去るのを待ちましょう。


ちなみに私は短期でも、チャート的に絶好の買い場があれば買う予定です。

買い場があればツイッターでもお知らせしますね。

ぜひ参考にしてみてください。