どーも、管理人です。またいつも通りつぶやいていきます。
今回は最近人気高めの仮想通貨「リスク(通貨単位:LSK)」についてできるだけ初心者向けに話していきます。
リスクってコインチェックで扱ってるけど、名前的に危なそうだから手ぇ出してへんかったんよな。でもなんやかんやグングン伸びてきとるしなあ。
まあ実際、名前とは裏腹に中身は結構魅力的なモノがあるので、ぜひこの機会にリスク(LSK)について知識を入れておきましょう。
リスク(LSK)ってなに?
リスクというのは、何百種類とあるうちの仮想通貨の一つで、2番目の時価総額を誇るイーサリアムと同じように、スマートコントラクト技術を利用した仮想通貨になります。
スマートコントラクトってなに?という人はこちらを読むと分かった気になれます。
(参考:分かった気になれるスマートコントラクトの話)
でもイーサリアムとリスク、どちらもスマートコントラクトを使った似た性質を持つ仮想通貨なら、規模の大きいイーサリアムだけで十分じゃん。
①サイドチェーンを利用した仮想通貨であること
②プログラム言語にJavaScriptが利用されていること
まず1つめは、
①サイドチェーンを利用した仮想通貨であること
サ、サイドチェーン…?
うん、何となくやけど、、。
(参考:誰でも分かるビットコインのブロックチェーンの話)
簡単にブロックチェーンの話をすれば、
マイナーと呼ばれる人たちが、一定量の取引情報をブロック(と呼ばれるデータが入る箱)に詰め込んでブロックを作り、1つのブロックができると同じように次に新しい2つめのブロックの作成を行い、1つめのブロックに入っている取引情報が正しい情報だと確認できれば、1つめのブロックと2つめのブロックは紐づけされます。
このようにしてたくさんのブロックが作られ、互いのブロックは紐づけされているため、全体でみるとブロックがたくさんの鎖(チェーン)で結ばれたように見え、ブロックチェーンと呼ばれます。
そして、ビットコインの場合はブロックチェーン上の取引情報の中に、「AさんがBさんに1ビットコインを送った」という通貨の授受の情報だけしか書き込めませんが、イーサリアムやリスクに使われているスマートコントラクトの場合、「AさんがBさんに1ビットコインを送った時に、BさんはAさんへCという商品を提供する」といった通貨の授受情報に加えて契約内容(追加条件)を書き込むことができます。
そのため、スマートコントラクト技術を利用しているイーサリアムやリスクは、単純にビットコインよりもできることが多いです。
といった前知識を簡単に入れた前提で、イーサリアムにはないリスクの特徴として
「サイドチェーン」
という技術を利用している点が挙げられます。
多くの仮想通貨では、一本のブロックチェーン上にその通貨の機能・仕組みを与えるコードが書き込まれています。
イーサリアムでも同じように、一本のブロックチェーン上にイーサリアムの仕組みを機能させるためのコードが書き込まれています(プログラミングされています)。
(※コードっていうのは、プログラムを機動させるための言葉です。例えば皆さんが普段使っているワードやエクセルなどのソフトも、ワードやエクセルの機能を持たせるためのコードが書かれてソフトが作られています。)
この、「一本のブロックチェーン上に」というのがイーサリアムでのポイントです。
これに対してリスクの場合、ブロックチェーンを何本も作ることができます。
ん?何本もブロックチェーンを作れる??どういうことや?
このサブのブロックチェーンのことを、「サイドチェーン」と言います。
サイドチェーンに、リスクの機能・仕組みを与えるためのコードを書き、
メインのブロックチェーンには、リスクの機能・仕組みを与えるためのコードではなく、「サイドチェーンに書いたことがリスクの機能・仕組みとして機動しますよ」という内容のコードを書くイメージです。
なるほどなあ。でもこうやってメインチェーンとサイドチェーンに分けることでどういうメリットがあるんや?
ネコくんは以前話した、イーサリアムが、イーサリアムとイーサリアムクラシックに分裂したって話を覚えているかな?
覚えてるよー。た、確か。ええっと。。
2016年に、イーサリアムを利用したプロジェクトの一つ、TheDAOというプロジェクトを行った時、プロジェクトの脆弱性を突かれて、プロジェクト資金として集まったイーサリアムの3分の1が盗まれるという事件が起きました。
この時、イーサリアムの開発陣は、「犯行グループが使用したイーサリアムアドレスに関わる取引だけを遡って無効にして、それ以外の取引は通常通り行われたものとする」といった内容に、イーサリアム自体の仕様を変更することで、盗難を無かったことにして解決させました。
これは「イーサリアム自体の仕様を大きく変えるもの」であり、いわゆるハードフォークといわれる方法でした。
その結果イーサリアムはこのハードフォークというイーサリアム自体の大きな仕様の変更によって、イーサリアムとイーサリアムクラシックに分裂し、一時市場に混乱をもたらすことになりました。
イーサリアムの場合、1本のブロックチェーンの中に全てコードが書かれているので、コードを書き替えて仕様を変更しようとした時に、一本のブロックチェーン全体に影響を及ぼし、通貨自体が分裂してしまうといった問題に直面してしまいます。
しかし、リスクの場合は問題を解決するためのコードが記されたサイドチェーンを新たに付け加えることで対応できるので、同じような問題が起こったとしても、イーサリアムに比べて柔軟に対応しやすいという点があります。
このように開発者が問題に対してサイドチェーンを駆使して、イーサリアムよりも柔軟に対応しやすいメリットを持ちます。
②プログラム言語にJavaScriptが利用されていること
イーサリアムにないリスクの特徴の2つめとして、リスクはJavaScriptというプログラム言語を使って開発されています。
JavaScriptとは、現在、ソフトの開発等に際し、最も人気でよく使われているプログラム言語です。
そのため多くの人がこのプログラム言語を使いこなすことができます。
しかし、こういった人気のあるJavaScriptを使って開発している仮想通貨自体は少なく、そういった貴重性はある意味で強みかなと考えます。
リスクの今後、将来性について
イーサリアムに比べるとまだまだ時価総額の低いのでこれからの伸びに期待できる
リスクはイーサリアム同様スマートコントラクトという素晴らしい技術を利用した仮想通貨であり、イーサリアムとその性質が似ています。
しかし、リスクは現在、その時価総額はイーサリアムの約100分の1程度と規模が小さいです。
そのためイーサリアムに比べると短期でも長期でもまだまだ大きな伸びしろが期待できるという話になります。
一方で、長期的に見ればもしかすると他の通貨に淘汰されてしまう可能性もある
現在、仮想通貨は何百種類と存在しています。
将来的に仮想通貨がさらに世界的に普及していったときに、ビットコインやイーサリアムを始めとした現在トップクラスの時価総額を誇る仮想通貨については、間違いなく仮想通貨の発展・普及とともにその価値を伸ばしていくと思われます。
なぜなら、ビットコインやイーサリアムは、仮想通貨界を牽引している、いわば仮想通貨の代表的存在です。
そのため多くの人がこれらの通貨を信用していますし、これから仮想通貨を始める人もそういった通貨は信用ある安全資産として好まれます。
信用があるというのは強みです。
ビットコインよりも機能的に優れた仮想通貨はたくさんあるのに、ビットコインがずっとダントツの時価総額を誇っているのはこの圧倒的信用力があるためです。
こういったビットコインやイーサリアムに比べると、リスクの信用力はまだまだ低いです。
圧倒的な信用力を持っていない仮想通貨は、信用力を武器にできないので、その通貨の機能や仕組みを武器にして戦わなければいけません。
仮想通貨は何百種類とありますし、次々と新しい仮想通貨、機能的に優れた仮想通貨が生まれてきています。
現在圧倒的な信用力を持っていない通貨たちは、そういった中で、激しい通貨同士の競争にさらされることになるでしょうし、その中でより優れた機能をもった通貨によって淘汰されてしまう可能性も十分にあります。
そのため、仮想通貨が今後さらに盛り上がっていったときに、ビットコインやイーサリアムなどの信用力の高い通貨に比べると、価格が伸び悩んでしまうという可能性もあるということです。
なるほどなあ。伸びしろがある分、そういったリスクもあるということか。リスクだけにな。。。
ザっとした説明にはなってしまいましたが、なんとなくリスクについて知ってもらえたなら幸いです。
リスクは通貨自体は機能的に優れたものを持っていますし、良いと思った人は少額だけでも購入していいんじゃないかなと思います。
管理人は少しだけ保有してます。
【追記】
まだ仮想通貨をやっていない、これから始める予定だという人は、コインチェックで始めておけば間違いないと思います。
国内で最も色んな仮想通貨を扱っていて、取引量が多く、セキュリティがしっかりしているのが特徴で、初心者の方にも非常に分かりやすい取引所になっています。
今回話したリスクを国内で取り扱っているのもこの取引所だけになります。
ぜひ参考にしてみてください。