ネコくんネコくん

ねえ、管理人さん、最近国内の取引所で仮想通貨を始めたんだけど、海外の取引所も気になってきてるんだよね。

だけど海外の取引所ってなんだか抵抗があって、よかったら海外取引所を利用するメリットデメリットを教えてほしいな。

なるほど。海外取引所に目を向け始めるとはさすがといったところですね。
仮想通貨は海外取引所を開設しているかどうかで、投資の幅の広がりが全然変わってきますからね。

それじゃ、今回は海外取引所を利用する上でのメリット・デメリットについて話していきます。

では、早速いきましょう。

海外取引所のメリット


それじゃあ、まず、簡単に海外取引所を利用するメリットについて話していきますね。

メリットポイントは大きく2点です。

メリットポイント①国内取引所では扱っていない仮想通貨を買うことができる
②どの通貨でも指値注文ができる(安く買える)

この2点について具体的に見ていきましょう。

①国内取引所では扱っていない仮想通貨を買うことができる

まず、なんといっても海外取引所を利用するにあたって最大のメリットは、

「国内では扱っていない色んな仮想通貨を買うことができる」

というところです。

国内で現在、最も多くの仮想通貨を扱っているのは「コインチェック」ですが、そんなコインチェックでも扱っている仮想通貨はせいぜい13種類です。

これに対して海外取引所の場合、何十種類、何百種類という仮想通貨を扱っている取引所もあります。

そのため、欲しいと感じた仮想通貨が国内取引所に無くても、海外取引所に行けば買うことができるということが多々あります。

そのため、仮想通貨投資を行うにあたって、海外取引所を利用することで投資の幅を広げることができます。

②どの通貨でも指値注文ができる(安く買える)

2つめのポイントとしては、海外取引所では国内取引所に比べて色んな仮想通貨を安く買うことができる点です。

厳密にそのカラクリを言えば、国内取引所の場合、取引にあたって指値注文ができる仮想通貨が限られていたりするんですが、海外取引所の場合、すべての通貨が指値注文できるので、比較的お得な価格で仮想通貨の売買を行うことができます。

指値注文っていうのは、「買い」「売り」の両方で行うことができ、「買い」の場合、その通貨を買いたい価格と数量(購入する通貨の枚数)を指定して取引を行い、「売り」の場合は売りたい価格と数量(売却する通貨の枚数)を指定して取引を行うやり方です。

これにより自分の買いたい価格、売りたい価格を具体的に指定して取引ができるので、比較的お得な価格で通貨を購入したり売却したりしやすくなります。

この指値注文を使うことは大事で、例えばリップル(XRP)を購入する場合、コインチェックでそのまま購入するよりも、一度コインチェックでビットコインを購入して、ビットコインを海外取引所に送金後、そのビットコインを使ってリップルを指値注文にて買う方が、比較的お得な価格でリップル(XRP)を購入することができます。

海外取引所のデメリット

次は海外取引所のデメリットについてですが、デメリットポイントは大きく以下の3つになります。

デメリットポイント①基本的に全て英語表記であること
②円での購入ができない(基本的にはビットコインでの購入)
③パスポートが必須なところが多い

この3点について少し詳しく見ていきましょう。

①基本的に全て英語表記であること

海外取引所では基本的に全て英語表記です。
取引を行うにも英語で書かれたページ上で、万が一トラブルが起きた時もサポートには英語で問い合わせを行う必要があります。

取引自体はそれほど難しい英語が書かれているわけではないので、取引に関してはすぐに慣れる人も多いですが、英語に対して強く苦手意識がある方にとっては海外取引所の利用には抵抗があるかもしれません。

ただし、パソコンでグーグルのブラウザを使っている人は、英語で書かれたページでも右クリックをして「日本語で翻訳」を選択すればそのページを程度翻訳してくれる便利な機能があるので、そういった機能を使えば誰でも簡単に取引所を利用することができると思います。

②円での購入ができない(基本ビットコインでの購入)

海外取引所の場合、国内取引所と違って日本円を取引所に入金して仮想通貨を購入することはできません(krakenを除く)。

そのため、国内取引所にてまずビットコインを購入し、それを海外取引所へ送金してそのビットコインを使って欲しい仮想通貨を購入する、というのが基本的な海外取引所での仮想通貨の購入の流れになります。

仮想通貨を売って日本円に変える時も同じで、海外取引所で保有している仮想通貨を一度ビットコインに替えて(ただしコインチェック等国内取引所で扱っている通貨を海外取引所で購入している場合は、その通貨のまま国内取引所に送金できる)、国内取引所に送金してからそのビットコインを売って日本円に替えるという流れになります。

なので、国内取引所で日本円を使って直で売買できるのに比べると、ひと手間増えてしまうところがあります。

③パスポートは必須

国内取引所の場合、基本的には運転免許証があれば本人確認をして制限なく仮想通貨取引を始めることができます。

しかし海外取引所を利用する場合、本人確認としてパスポートが必要になるところが多いです。

パスポートを持っていない人も多いので、そういった方はまずパスポートを作ることから始める必要があります。

パスポートの作成には10年有効のタイプで16000円、5年有効のタイプで11000円がかかってきます。

パスポートを持っている人はこの点についてはクリアしているので問題ありません。

まとめ

以上、海外取引所のメリット・デメリットについて話してきました。

国内取引所に比べて海外取引所は、英語表記だったり、日本円で購入できなかったりといった不便な点もありますが、それを差し引いても利用するだけの価値があります。

仮想通貨を始めたばかりの頃は海外取引所の利用はまだ必要ないと思いますが、ある程度国内取引所で仮想通貨に慣れてきた人は、ぜひ利用してみましょう。