今回は、国内仮想通貨取引所の一つ、bitbank(ビットバンク)についての話です。

ネコくんネコくん

bitbankってホームページにクジラが泳いでる印象しかないなあ。

そこ!?せっかくこの記事に目を通してくれている方のために、もっとタメになる情報言わないと!

今回は、そんなbitbankの特徴について、良い点・悪い点に分けながら話していきたいと思います。

では、早速いきましょう。

bitbankの良い点

①取扱い仮想通貨の種類が国内取引所の中では多い

bitbankは現在6種類の仮想通貨を取り扱っています。

具体的には、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、リップル、ライトコイン、モナコインの6種類です。

国内で最も色んな仮想通貨を取り扱っているコインチェックでは13種類と、それに比べれば劣りますが、「モナコイン」についてはコインチェックでは取り扱っておらず、国内取引所ではbitbankを除いて他にザイフでしか取り扱わていません。

モナコインは海外取引所でもあまり取り扱われていないので、まだまだ時価総額が低く、その分これから大きな値上がりが起こる可能性もあります。

②国内取引所で最も多くのアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)が指値注文できる取引所

また、bitbankは国内で最も多くのアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の指値注文が行える取引所になっています。

取り扱い仮想通貨の種類自体はコインチェックの方が多いですが、コインチェックを始め他の仮想通貨取引所(販売所)ではアルトコインの購入はできても、アルトコインの指値注文ができません。

  • 購入・・・販売所と呼ばれるサービスを利用して、業者が指定した価格で仮想通貨を買うこと。簡単に速く確実に買えるが、業者の手数料が購入価格に含まれているため、通常より高い価格で買うことになるのが特徴。
  • 指値注文・・・取引所と呼ばれるサービスを利用して、利用者同士が自由に指定した希望価格で仮想通貨を買うこと。取引成立までには時間がかかり、取引成立するかどうかも不確実ではあるが、業者の手数料が価格に含まれていないため、「購入する場合」よりも安く仮想通貨を入手できるのが特徴。

bitbankでは、取り扱っている仮想通貨全てで指値注文ができるため、他の販売所でアルトコインを購入するよりも比較的安くアルトコインが入手できる可能性があります。

③セキュリティがしっかりしている

そして、3つ目のポイントとしてbitbankの

「セキュリティの高さ」

が挙げられます。

bitbankでは、送金時等の認証方法において、二段階認証かつSMS認証の両方が設定可能です。

通常であれば、二段階認証のみによりセキュリティを高めている取引所がほとんどですが、bitbankでは二段階認証に加えて携帯電話宛に送られてくるSMSパスワードの入力が必要なSMS認証を設定できます。

これにより、国内取引所の中でもトップクラスに不正ログインによる被害のリスクを抑えることができると期待できます。

また、コールドウォレットマルチシグネチャウォレットといった取引所のセキュリティを高める技術もbitbankには導入されており、これによりbitbankで管理している仮想通貨の安全が保たれることになります。

①現物取引におけるMaker手数料が国内最安

そして最後の良い点として

「現物取引におけるMaker手数料が安いこと」

が挙げられます。

  • 現物取引・・・信用取引のように取引所からお金を借りて自己資産以上のお金を動かすのではなく、自己資産の範囲で行う取引のこと。
  • Maker手数料・・・指値注文で、出した注文が一度「板(買い板or売り板)」に載った後に、注文成立になった場合に払う手数料のこと。

具体的には、bitbankのMaker手数料は「-0.05%」です。

これは、国内最安の手数料です。

通常Maker手数料は業者側(取引所側)に利用者が支払うのが普通ですが、bitbankでは逆にMaker手数料がもらえます。

例えば100万円の取引に対するMaker手数料としては、その0.05%である500円がもらえるという話です。

この手数料の安さは、bitbankの持つ最も大きな強みと言ってもいいでしょう。

bitbankの悪い点

①Maker手数料が安い分、Taker手数料が高い

bitbankのマイナス点として挙げられるのは

「Maker手数料が安い分、Taker手数料が高いこと」です。

  • Taker手数料・・・出した注文が「板(買い板or売り板)」に載らずに、注文成立になった場合に払う手数料のこと。成行注文は無条件でこれにあたる。

先ほどMaker手数料は「-0.05%」で国内最安と話しましたが、反対にTaker手数料はビットコインで0.05%、アルトコインで0.25%国内最高レベルで高いです。

仮にアルトコインの100万円の取引に対するTaker手数料は、2500円かかることになります。

Maker手数料が低い分、Taker手数料の高さで収益のバランスを取っている印象です。

②取引所の規模が小さい

また、bitbankは国内取引所の中でも、取引所の規模が比較的小さい部類に入ります。

次のグラフを見てください。

(引用:https://jpbitcoin.com/markets)

これは1日あたりの各国内取引所のビットコイン取引高を表しています。

上から見ていくとbitbankは国内で7位のビットコイン取引高ということが分かります。

1位のコインチェックや2位のビットフライヤーなどと比べた場合のその規模の違いは歴然です。

取引所を利用する上で最も怖いのは破たんです。こういった破たんリスクを抑えるためにはできるだけ規模の大きい取引所を利用したいところです。

また、規模の小さい取引所ほど取引における流動性が悪いため、取引がなかなか成立しないといったことも起こりやすいという点があります。

まとめ 評価★★★★☆

以上、bitbankの特徴について話してきました。

Taker手数料の高さ、取引所の規模の小ささといった部分は気になるところですが、それを差し引いてもアルトコインの指値注文ができることやMaker手数料の低さ、取扱い仮想通貨の種類など評価すべきポイントは多いので、国内取引所の中では比較的評価できる取引所だと思います。

(参考:bitbank公式ホームページ)