今回は、国内の仮想通貨取引所の一つ、コインチェックについての話です。
コインチェックは取引所の中でもかなり人気のある取引所だよね。
そんなコインチェックの特徴について、良い点と悪い点に分けながら話していきたいと思います。
では、早速いきましょう。
コインチェックの良い点
①国内で最も多くの仮想通貨を取り扱っている
コインチェックの良い点として1つ目に挙げられるのは、
「国内で最も多くの仮想通貨を取り扱っている点」です。
仮想通貨の代表はビットコインですが、仮想通貨はビットコインの他にも何百種類と存在しています。
仮想通貨それぞれに特徴があり、機能があるので、仮想通貨が持つ役割というのはそれぞれ違います。
銀行送金のために使われることを意図して作られた仮想通貨、取引における匿名性を非常に高くした仮想通貨、他にも色んな仮想通貨があり、ビットコインにはない機能を持った仮想通貨はたくさんあります。
そのため、将来的にさらに仮想通貨が世界的に広がっていくにつれて、ビットコインだけでなく、これらビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)も、それぞれの役割を活かして使われていくことが期待されます。
そうなってくるとさらに今後大きく価値を伸ばしていく仮想通貨が出てくるでしょう。実際、時価総額2位の仮想通貨、イーサリアムはたった3~4か月でその価値を20~30倍、時価総額3位のリップルはその価値を40倍以上まで伸ばしました。
他にもその価値を何倍、何十倍と伸ばしている仮想通貨はたくさんあります。
ビットコインだけでなく、色んな仮想通貨を入手できるというのは、それだけ投資の幅が広がりますので、取引所を利用する上で、扱っている仮想通貨の種類と言うのは大事なポイントの一つです。(反対に種類が少なければ、投資機会の損失につながります。)
こういった点を踏まえて、コインチェックの取扱い仮想通貨の種類の多さというのは、大きなメリットポイントになります。
ちなみに現在コインチェックではビットコインを含めて合計13種類の仮想通貨を取り扱っています。
②セキュリティがしっかりしている
次にコインチェックの良い点として挙げられるのは、
「セキュリティがしっかりしている」点です。
現在、取引所を利用する上で二段階認証の設定は必須です。
- 二段階認証・・・ログインする際や仮想通貨を送金する際に、通常のパスワード認証と別に、二段階に分けて認証が求められるように設定すること。
取引所では第三者からの不正ログインにより盗難が起こってしまうリスクがありますが、二段階認証をすることでこういった不正ログインに対するリスクを大幅に減らすことができます。
そして、取引所によっては、ログイン時にのみ二段階認証が設定できる場合や、ログイン時だけでなく送金時にも二段階認証が設定できる場合などさまざまです。
コインチェックではログイン時、送金時共に二段階認証を設定することができ、また、一定回数以上、二段階認証パスワードの入力を間違えると、30分間ロックがかかる仕様になっています。
以前は、送金時の二段階認証が設定できない点や何度入力を間違えてもロックがかからない点がコインチェックの悪い点でしたが、現在はこのように改善されため、国内でもトップクラスのセキュリティを誇っていると言えます。
③盗難に対しての補償サービスがある
そして特筆すべきは、国内で唯一
「盗難に対しての補償サービスがある」
という点です。
(厳密に言えばビットフライヤーも補償サービスを行っていますが、盗難の方法としてほとんどの場合で行われる不正送金された場合には、補償が対象外なので、実際のところ補償サービスがあって無いようなモノです。無いよりはマシですが。)
コインチェックでは、万が一不正ログインによる被害にあった場合、1回につき100万円を上限として損害に対する補償を行うというサービスを提供しています。
1回につき100万円というのは、決して大きな補償額ではないですが、こういったまともな補償サービスを提供しているのは、現在実質的にコインチェックだけなので、大きなメリットポイントであると同時に、他の取引所には無い魅力的なサービスだと言えます。
④貸仮想通貨のサービスがある
また、コインチェックの特徴として
「貸仮想通貨のサービスがある」
というのが挙げられます。
これは自分が保有している仮想通貨をコインチェックへ一定期間預けることで、下記の利息をつけてくれるサービスです。
14日間 | 30日間 | 90日間 | 365日間 |
---|---|---|---|
年率1% | 年率2% | 年率3% | 年率5% |
最大で1年間預けておけば、年率5%の金利が付きます。
銀行の定期預金が年率0.25%程度なので、それの約50倍です。
いわゆる高利率の定期預金のようなものです。
どうしてそんなに高利率で貸せるの?
預けられる仮想通貨は、コインチェックで扱っている13種類の仮想通貨になります。
注意点としては、預けた仮想通貨は、自分が設定した預入期間が経過するまでは出金ができないことです。
仮想通貨がこれからさらに伸びると思って長期でビットコインなどを保有しておくつもりの人は、この貸仮想通貨サービスを利用することで賢く資産を増やしていくことが期待できます。
⑤ビットコイン取引高が国内取引所の中で1位
そして最後に、
「ビットコイン取引高が国内No.1であること」
です。
ビットコイン取引高が1番あるということは、それだけ取引所としての規模が大きいということです。
取引所は万が一の場合、破たんするという最悪のケースも考えられるので、その中でできるだけ規模の大きい取引所を使うことは安心感につながります。
この国内でもトップクラスの規模の大きさはコインチェックが持つ強みになります。
コインチェックの悪い点
①アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)は指値注文や成行注文ができない
コインチェックの悪い点として挙げられるのは、
アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の注文ができない
ということです。
注文と言うのは、成行注文、指値注文、逆指値による注文といったものです。
コインチェックは現在、取引所と販売所、それぞれの立場としてサービスを提供しています。
取引所では、利用者同士が仮想通貨をやり取りする
販売所では、コインチェックが持っている仮想通貨を直接買う
というイメージです。
取引所では、利用者同士がそれぞれ「売りたいという注文」、「買いたいという注文」でお互いにやり取りするので、取引成立における手数料が低いことが特徴です。
しかし、買い手と売り手の希望がマッチしないと取引が成立しないので、自分の希望の注文が成立するまでに時間がかかりやすい、というのが特徴です。
1ビットコイン29万円で買いたいという人がいても、1ビットコインを29万円で売ってもいいよという人がいなければ取引は成立しないということです。
一方で、販売所の場合、コインチェックから直接仮想通貨を買えるため、すぐに確実に仮想通貨を入手することができます。
その代わり、コインチェック側が手数料を価格に上乗せして販売するため、通常よりも高い価格で買うことになります。
それぞれの良さがありますが、慣れた人ほど手数料のかからない取引所での注文によって、できるだけ安く仮想通貨を入手しようとします。
コインチェックでは、ビットコインの場合であれば、取引所、販売所どちらも利用することができますが、その他の仮想通貨(アルトコイン)については、取引所での注文はできず、販売所でコインチェックから直接買ったり売ったりすることしかできません。
そのため、コインチェックでアルトコインを買ったり売ったりするのは比較的高い手数料のもとでやりとりすることになるというマイナスな点が挙げられます。
②送金時の二段階認証ができない
追記:送金時の二段階認証の設定ができるようになりました!(以下の話は以前コインチェックが抱えていた課題です)
コインチェックでは、ログイン時に二段階認証が設定できますが、送金時の二段階認証が設定できません。
そのため、万が一不正ログインされた場合、自由に送金ができてしまうという状態です。
二段階認証がログイン時、送金時どちらも設定できる取引所と、ログイン時にのみ設定できる取引所を比べた場合、ハッキングする側にとっても後者の方が少ない労力で済むため、前者のような取引所に比べて狙われやすいということが言えます。
今後、ログイン時だけでなく、送金時にも二段階認証が設定できるようにすることがコインチェックの課題と言えます。
まとめ(国内オススメ度:★★★★★(MAX))
以上、コインチェックの特徴について良い点・悪い点に分けながら話してきましたが、総評として、コインチェック取引所の評価は高く、国内で最もオススメできる仮想通貨取引所になります。
セキュリティ、補償サービス、貸仮想通貨サービス、取扱い仮想通貨の種類、色んな面で他にはないコインチェックならではの強みをもっています。
取引所は登録、利用にあたって、登録料や利用料は一切かかりませんので、作っておいて損はないでしょう。
取引所の開設は5分程度で終わりますが、その後本人確認が終了し、制限なく取引ができるまで1週間程度時間を要しますので、これから仮想通貨を始める方は早めに登録しておくことをオススメします。
参考【コインチェック公式ホームページ】