今回は、これから仮想通貨を保有しようと考えている方向けに、仮想通貨を保有する上でのメリットデメリットについて話していきたいと思います。
では、早速いきましょう。
投資を始める前に、メリットとデメリットを知っておかないと後で後悔することもあるもんね。
仮想通貨のメリット
①大きく儲けられる(ボラティリティが大きい)
仮想通貨を保有するうえで最も大きなメリットはおそらくこれでしょう。
ボラティリティというのは、投資においてよく使われる専門用語で、「価格変動」を意味します。
なのでボラティリティが大きいというのは、価格の変動が大きいという意味になります。
仮想通貨は色んな投資がある中で、ボラティリティが大きい分、最も大きく儲けられる投資の一つです。
まず、次のグラフを見てください。
これは2017年1月から2017年10月までのビットコインの価格の推移を表しています。
グラフを見て分かるように、ビットコインは1年足らずの間でその価格を6倍以上に伸ばしています。
仮に2017年の初めに50万円分のビットコインを購入していたら、その価値は6倍の300万円になっているということです。
仮想通貨は全部で何百種類という種類がありますが、こういった価格上昇はビットコインに限った話ではなく、色んな仮想通貨がたった1~2か月の間にその価値を何倍、何十倍と伸ばしています。
10万円分の仮想通貨を購入しておいて、2~3カ月ほったらかしていたらその価値が300~400万円になっていたなんてことがある世界です。
仮想通貨で期待できるリターンってすごいね。
このように、仮想通貨の一番大きな魅力は
「大きく儲けられる点(ボラティリティが大きい点)」
にあると言えます。
ほとんどの人がこの魅力に惹かれて仮想通貨を始めていると言っていいでしょう。
②ストップ高が無い
仮想通貨は株取引と違って、「ストップ高」というものがありません。
(ストップ高・・・株価が1日のうちに異常に上がりすぎるのを防ぐためにかけられる制限のこと。)
そのため、自分の保有する仮想通貨が1日のうちに異常に暴騰することもあります。
仮想通貨を保有している立場としては、どれだけ上がっていてもストップ高が無いというのは、自分の通貨の値上げによる利益を最大限に伸ばせるチャンスがあると捉えてもいいでしょう。
③将来性がある
仮想通貨の魅力の3つ目として挙げられるのは
仮想通貨の「将来性の高さ」です。
2009年にビットコインが誕生した時の1ビットコインあたりの価格は1円にも満たない価格でした。
それはいわゆる「お金としての信頼を得ていない」状態です。
それからたったの8年で約40万円まで成長してきました。当時の価格からすると40万倍以上です。
当時ビットコインを10000円分入手していたら、その価値は現在約400億円です。
仮想通貨の価格は需要(欲しいと思う人)と供給(市場に出回るモノの数)によって変動します。
ビットコインの場合であれば総発行枚数は2100万枚と決まっているので、上限ある枚数に対して、ビットコインを保有したいと思う人が多ければ多いほどその価格は上がりますし、反対にビットコインなんていらない、信用できないという人が増えれば増えるほど価格は下がります。
これまでの間にそれだけビットコインが「お金」として、多くの人に認められて、ビットコインを欲しいと思う人(需要)が増えてきたというわけです。
これからさらにビットコインを始め仮想通貨は、世界中色んな所で使われていくことが期待されます。
仮想通貨を持っていれば、高い手数料を払って銀行で国際送金をする必要もなくなりますし、世界中色んな所で仮想通貨で決済ができるようになります。
このように、現在のお金のあり方を大きく変えるほどの可能性を仮想通貨は秘めています。
現在は1ビットコインあたり40万円ほどですが、将来的には1ビットコインで家が買えるほどに価格が上昇するとまで言われています。
ビットコインに限らず仮想通貨のこのような「将来性」は投資対象として非常に魅力的な点だと思われます。
④基本的に借金を負うことはない
仮想通貨投資を行うメリットとして挙げられるのは、これだけ大きなリターンが見込める割に、
「借金を負うことはない」点です。
例えばFX取引の場合、信用取引を行うと大きなリターンを見込める代わりに、運用に大きく失敗した時は最悪借金が残ります。
(信用取引・・・最低限の自己資金を出すことでその資金の何倍、何十倍のお金を動かして運用をすることができる取引のこと。)
仮想通貨は基本的に現物取引だけでもかなり大きなリターンが見込めます。
国内取引所ではFXと同じように信用取引も行えますが、投資に大きく失敗しても損するのは「投資額」までで、利用者が借金を負わない仕組みを取っています。
これだけボラティリティが大きく、大きなリターンが見込めるにもかかわらず、最悪でも損するのは「投資額」までというのはメリットとの一つとして挙げられると思います。
加えて、投資額全部が無くなるというのは滅多にあることではないですが。
⑤誰でも簡単に始められる
最後に仮想通貨投資のメリットとして
「誰でも簡単に始められる」ことが挙げられます。
仮想通貨市場はFX取引や株取引のように、専門の知識(為替相場を読んだりチャートを読む力だったり)は特に必要ありません。
確かにチャートを読む力といったものはあるに越したことはありませんが、無くても特別問題はありませんし、無い人の方が圧倒的に多いです。
仮想通貨市場自体まだまだ発展途上なので、全体としてはまだまだ初心者投資家ばかりです。
こういった手軽さというのは、仮想通貨投資のメリットだと思われます。
仮想通貨のデメリット
①損する可能性がある
仮想通貨を保有するデメリットとして最も大きいのは
「損する可能性がある」
という点です。
投資なので、仮想通貨に限らず、株にしても投資信託にしても損する可能性はあります。
おそらくこれを読んでいる方は仮想通貨投資に興味を持っている方なのでいないと思いますが、損するのは絶対に嫌と言う人であれば仮想通貨に限らず、投資はしない方がいいです。
仮想通貨で損するのは基本的には
「価格下落によって損する」
パターンです。
おそらく仮想通貨で損したと言っている人の9割9分以上はコレです。(あとは詐欺被害にあったなどです。)
仮想通貨投資は単純で
「仮想通貨を売却するときに、その仮想通貨を購入した時の価格よりも上がっていれば儲けますし、購入した価格よりも下がっていれば損します。」
仮想通貨を売却するまでは「得」も「損」も確定ではありません。売却して初めて損得が確定することになります。
それなら買った仮想通貨の価値がたとえ下がっても、上がるまで待っておけば損することはないんじゃないの?どうして売ってしまう人がいるの?
多くの場合、例えば、自分が保有している仮想通貨の価値が下がっていて、他の仮想通貨の価値が上がっているのを目の当たりにすると思わず売って損を確定させて他の通貨に乗り換えたり、どれくらいまで下がるのか、ひょっとすると投資額が半分になってしまうんじゃないかという恐怖心から早めに「損切り」を行ったりしてしまうことにより、損を確定させるケースがほとんどです。
②ストップ安が無い
メリットの部分でストップ高が無いという話をしましたが、反対にデメリットとしては
「ストップ安が無い」ということが挙げられます。
ストップ安が無いというのは、自分の保有している仮想通貨が1日のうちに、限度無く下がり続けるリスクがあるということが言えます。
先ほどの話と重複しますが、自分の保有している仮想通貨の価格がドンドン下がっている場合、
「もしかしてこのまま価値が無くなってしまうのではないか。」という不安が特に仮想通貨を始めて間もない時ほど頭をよぎります。
そのため、これ以上損が拡大しないように売ってしまうことにつながるというわけです。(ほとんどの場合ある程度暴落したら、再び復調していくパターンばかりですが。)
③24時間絶えず価格変動しているので、気になる人は常に気になってしまう
仮想通貨の価格は24時間土日祝日限らず常に変動しているので、自分の保有している仮想通貨の価格が上がったか下がったか、気になる人はずっと気になります。
これは仮想通貨を始めてみないと分からないことですが、値上がり、値下がりに一喜一憂しだすと、精神的に疲れてしまう場合もありますし、他のことが手につかなくなるという人もいます。
仮想通貨のこういった常に価格が変動するシステムというのは、ある意味デメリットポイントとして挙げられると思います。
おわりに
以上、仮想通貨投資を行う上で知っておきたいメリットとデメリットになります。
仮想通貨投資を行うかどうか迷っている方は、メリット・デメリットを考慮した上で参加するようにしましょう。
それでも迷う方は1万円程度の少額でとりあえず初めて見ることをオススメします。やってみて自分には合わないと判断すれば止めればいいですし、面白いと判断すれば続ければいいです。
どちらにしろ仮想通貨投資がどんなものかという経験は手に入りますので、迷っている方はぜひ一度やってみましょう。
【追記】
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