こんにちは。管理人です。
ブログの更新が滞ってしまい申し訳ございません。
さて、11/中旬頃に予定されていたBTCのSegwit2Xの分裂が無くなりましたね。
このニュースを受けて、BTC分裂回避の安心感からか特にアルトコインは軒並み好調です。
今回の分裂は大きな混乱を引き起こす可能性があるものだったので、これによって当面は大きな不安材料が無くなり、市場全体としてはまた良いムードが戻ったという感じですね。
ハードフォーク中止についての概要
Segwit2xプロジェクトの指導者の一人、Mike Belshe氏は次のように発表しました。
「残念ながら、現在のところ、ブロックサイズのクリーンアップには十分なコンセンサスが構築されていないことは明らかですが、現在の経路を継続することで、コミュニティが分割され、Bitcoinの成長が妨げられる可能性があります。それまでは、今後の2MBアップグレードの計画を中断している」
【参考:2x Called Off: Bitcoin Hard Fork Suspended for Lack of Consensus】
これ、ものすごく簡単にいえば、
「現状、ハードフォークを強行的に行えば大きな混乱が起きて、ビットコイン自体の信用をなくすリスクが大きい。誰の得にもならないからやめとこう」って話です。
これを受けてのみんなの感想。
「知ってた」
いや、そりゃそうですよ。「このまま強行的にハードフォークを行ったらヤバイ」ってことをみんな知ってたのに、強行的にハードフォークを行おうとするから、これまでみなさんザワザワしてたんですよね。
なんというか拍子抜けというか、「何を今さら」感がスゴイです。もちろん合理的な判断がなされたことには喜ぶべきなんですけどね。(笑)
(個人的にはハードフォーク決行による暴落で仕込むシナリオを考えていたので残念ではあります。)
この分裂問題に完全にピリオドが打たれたわけではないですが、とりあえずはSegwit2Xハードフォークは「無期延長」ということで一旦区切りがつきました。
今後の相場と今考えていること
今後の相場ですが、当面は大きな不安材料が無く、お祭り相場になるかもしれませんね。
一応12月にビットコインシルバーの分裂が予定していますが、ビットコインシルバーはリプレイアタックへの対策も取られているようですし、現状考える限りは特に大きな問題はないでしょう。
強いて言えば、コインチェックが金融庁による認可がまだ降りていないことは不安材料のひとつですね。一応11月13日までには合否の結果がでるようですが。
お祭りムードが漂っている時ほどネガティブニュースに対して相場は大きな反応を示しやすいので、あまり楽観的な投資を行うと怖いですね。
実際、8月にビットコイン分裂問題が終わって当面お祭り相場になりそうな雰囲気だったのが、中国のICO規制をきっかけに相場が大きく崩れたこともありましたよね。
「相場は大多数が儲けられるようにはできていない」というのが投資の原則を頭に入れておくことは大切です。
上昇に乗れなかったと思っている方
おそらく今のアルトの上昇に乗れなかったと嘆いている方は多いのではないでしょうか。BTCが予定通り強行的にハードフォークを行うと思っている人がほとんどだったでしょうからね。
私も上昇に乗れなかった一人ですが、短期的な上昇に乗れなかったのは正直それほど残念ではありません。
上昇に乗れなかったら、また次の上昇に乗る準備をすればいい、ただそれだけのことです。
ありがたいことに投資をやっている以上チャンスは何度でも訪れます。
多くの方が儲けに乗れなかったことを気にしますが、投資の中で、儲けに乗れなかったことは、高値で掴んでしまったことに比べると100倍マシなことなのでそんなに気にする必要はないと思いますよ🙂投資をやっている以上、儲けるチャンスは今後いくらでも出てきますので
— 管理人 (@katsuobushiduke) 2017年11月9日
今、考えていること
【長期ホールダーの場合】
あまり適当なことは言えないんですが、長期ホールドの方は、正直時価総額TOP15くらいに入っている通貨であれば、どの通貨を保有しておいても勝てるのではと思っています。
アルトコインはここ半年間ほどの価格推移を見る限りではどの通貨もまだまだ低値です。
仮想通貨への資金はどんどん流入するもBTCばかりに流れて、多くのアルトコインにはまだその恩恵がさほど受けられていない状況です。
(下図、上位銘柄より一部抜粋)
あらためて確認しておきたいんですが、価格を決めるのは「需要」です。
そして「需要」を作り出すのは「信用」です。「良い」と信用されるものにはお金が集まります。
仮想通貨への資金流入は現状どんどん増えてきており、全体としての時価総額は日に日に大きくなってきているのは、仮想通貨が「良いもの」だと信用されてきていることに他なりません。
とはいっても、仮想通貨は現状インフラでもなんでもなく、まだまだ発展途上のモノです。実際に仮想通貨決済をしたことがあるなんて人は全体の1%もいないはずです。
ただし、仮想通貨は発展すれば世界のITシステムに革命を起こすほどの可能性を持っているモノであり、それはもうみなさんご存知のことだと思います。
正直、これほど将来性のあるものが、2~3年後に今と同じ価格かそれ以下っていう未来が全く見えません。
中には淘汰される仮想通貨はあるでしょうが、良いものは信用されますし、信用されると需要が増えるのは当然の話です。
長期保有すれば堅実に勝てると考えるのは、自分の中に根本的にこういった考え方があるからです。
【短期トレーダーの場合】
これ、私も含めてなんですが、短期トレーダー(1~3か月以内でトレードを繰り返す方)の方で、戦略を練り直す方は多いと思います。
当初、暴落シナリオからの「買い」を予定していた方が多いでしょうからね。残念なことにハードフォーク回避により、現状アルトコインが軒並み上昇しています。
戦略を練り直すとは言っても、予期していた当初のシナリオ(Segwit2XハードフォークでBTC暴落からの絶好の買い場チャンス)が無くなったことにより、通常通りのトレードに戻ることになるだけの話です。
アルトコインの上昇前に仕込んでおくのがベストであったことは間違いないですが、それができなかった今、今後、適切なタイミングでポジションを入れていくしかありません。
※ポジション・・・通貨の持ち高(保有)のこと。
例えば10種類の通貨が、前日比10%上昇したとします。
表面上では同じように前日比それぞれ10%上昇しているので、それらの通貨間で投資対象として大きな差はないように見えますが、ある通貨ではその10%の上昇が、長く続いていた下落トレンドを脱却する「買いサイン」だったりする訳です。
ちなみにですが、私は23円くらいでXEMを一部購入しました。
【XEMチャート】
9月から続いていたXEM下落トレンドが終わったようなので、一部購入(^^)後は下落に備えてナンピン買いのために資金保持 pic.twitter.com/R10KlGHKE9— 管理人 (@katsuobushiduke) 2017年11月9日
どんな相場であれしっかりと分析することは大事ですし、上昇に乗れなかったからもうダメだと安易に考えてしまうのはもったいないです。
あとは、いつ何時でも暴落に備えて、予備で投入できる資金を手元に置いておくことは非常に大切だと考えています。
BTCのSegwit2Xハードフォークが無くなった今、不安材料が無くなった訳ですが、先ほども話した通り、市場に楽観ムードが漂っている時ほどその相場は脆いです。
1つのニュース等で簡単に暴落します。
こういうお祭りムード漂う相場だからこそ、そういった意識は大切ですし、切り札となる資金はとっておくべきだと思っています。